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正信偈講話 下

新装版

著:蜂屋 賢喜代

紙版

内容紹介

親鸞が浄土真宗のおしえを簡潔にまとめた「正信念仏偈」
本書は浄土真宗の中で最も読まれる正信偈を、日常生活に即して講じた入門書。
著者は明治から昭和にかけて伝道布教につとめた真宗大谷派僧侶。
六十行百二十句にまとめられた偈文の一句一句に注目し、難解な語句には詳細な語註を付し、誰にでもわかり易いことを念頭に丁寧な解釈を講じる。
親鸞の記した浄土真宗の深い教義を伝える名著が、装いを新たに復刊。

下巻は偈文の後半部分である「依釈段」を収録。
七高僧から親鸞までの流伝を各人に詳しく触れつつ説き、正信偈を著した親鸞の真意を講じる。

「六十行であり百二十句である簡単なる偈文でありますが、此の偈文よって真宗の綱格を十分に述べ尽くされたのであります。(中略)そういうわけですから、真宗という教はどういう教であるのかということを、最も簡明に説き顕されたのが此の「正信偈」であります。それゆえに広い意味で真宗という教を知らんとならば「教行信証」を拝読するべきであるが、最も簡単に真宗を知らんとするならば、此の「正信偈」を味読すればよろしいのです。」
(「あとがき」より)

目次

第三篇/三朝七僧の流伝 第一章:龍樹菩薩 第二章:天親菩薩 第三章:曇鸞和尚 第四章:道綽禅師 第五章:善導大師 第六章:源信和尚 第七章:源空上人 第四篇/信を勧めたもう あとがき

著者略歴

著:蜂屋 賢喜代
1880年 9月10日大阪市東区谷町・慶徳寺に生まれる 1905年 東京巣鴨、真宗大学本科(現大谷大学)卒業 1918年 雑誌『成同』を刊行し布教・伝道活動展開 1924年 大阪天王寺の光照寺の住職となる 1964年 12月13日 84歳逝去 著書 『人間道』『仏天を仰いで』『病める人へ』『歎異抄講話』『蓮如上人御一代記聞書講話』『正信偈講話』『苦の探求』『四十八願講話』等

ISBN:9784831865533
出版社:法藏館
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2018年06月
発売日:2018年06月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB