癒しのイエ
日本文化の5つの原理
著:藤原 成一
紙版
内容紹介
日本の住空間は、締・縁・間・奥・離という五つの基本原理によって形成されてきた。それはイエから都市までの住環境を貫く思想であり、かつ生き方や文化全般をとりしきる原理であった。日本人の発想と方法を解明するための新しい仮説の提唱・それは日本文化を貫くミーム(文化遺伝子)であった。【著者】1937年兵庫県生まれ。東京大学文学部卒。専攻は日本文学・日本文学史。現在、日本大学芸術学部教授。【著書】『仏教ごっこ日本』『日本往生術』『風流の思想』『宗教を考えるヒント』『癒しの日本文化誌』『癒しの地形学』『天狗はうたう―後白河院の癒しの生涯―』『弁慶―英雄づくりの心性史―』『太郎冠者、まかりとおる』(いずれも法蔵館)『幽霊お岩-忠臣蔵と四谷怪談』(青弓社)など。
目次
Ⅰ
癒しのイエ―生きられる家を求めて
締―神を感得する安全空間
縁―結縁する場の演出
間―ゆとりとあそびの空間
奥―奥行きという精神空間
離―自己実現の癒しと救い
Ⅱ
五大―新しい聖空間・水御堂と墳丘庭
空空―空っぽの聖空間
解脱―「間」の力・解放の「知」
ISBN:9784831856371
。出版社:法藏館
。判型:4-6
。ページ数:347ページ
。定価:3200円(本体)
。発行年月日:2005年03月
。発売日:2005年03月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC。