内容紹介
真宗における真実信心がいかなる構造をもって成立し、相続されていくかを、親鸞の行道論を参考に考察する。かつて顧みられることのなかった問題に初めて踏み込んだ意欲的論考。
目次
第一章 親鸞はなぜ山を下りたのか
第二章 真宗における行道思想
第三章 廻心体験の成立構造
第四章 信心の開発とその相続
第五章 私の廻心体験とそれをめぐる雑感
著者略歴
著:信楽 峻麿
1926年広島県に生まれる。1955年龍谷愛学研究科(旧制)を卒業。1958年龍谷大学文学部に奉職。助手、講師、助教授を経て1970年に教授。1989年より1995年まで龍谷大学学長。1995年より2008年まで仏教伝道協会理事長。龍谷大学名誉教授、文学博士。2014年9月没。
著書に『信楽峻麿著作集全10巻』『教行証文類講義全9巻』『真宗学シリーズ全10巻』『真宗の大意』『真宗の本義』『宗教と現代社会』『仏教の生命観』『念仏者の道』(法蔵館)『浄土教における信の研究』『親鸞における信の研究上・下』『真宗教団論』『親鸞の道』(永田文昌堂)『The Buddhist World of Awakening』(Hawaii Buddhist Study Center)その他多数。
ISBN:9784831832757
。出版社:法藏館
。判型:4-6
。ページ数:254ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2011年09月
。発売日:2011年08月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB。