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人はいかにして神と出会うか

宗教多元主義から脳科学への応答

著:ジョン・ヒック
訳:間瀬 啓允
訳:稲田 実

紙版

内容紹介

「宗教体験」は脳が見せる「錯覚」なのか?脳科学からの挑戦に、宗教多元主義の立場から合理的に考えうるかぎりの答えを提示する、ジョン・ヒック渾身の最新論考!

目次

一章 宗教体験に対する脳神経科学からの挑戦二章 心と脳は同じものか
三章 現在通用している自然主義の諸理論
四章 もう一つの可能性
五章 自由意志とはどういうものか
六章 認識論上の問題
七章 認識論的解決
八章 何か特定の宗教でもあるのか
九章 宗教的多元性への対応
十章 宗教多元主義の哲学
十一章 多元主義と宗教
十二章 今日のスピリチュアリティ(霊性)
十三章 死後はどうなるか結論的な要約

著者略歴

著:ジョン・ヒック
1922年、英国スカーボロに生まれる。英語圏で現在もっとも影響力を持つ宗教哲学者。キリスト教、仏教、イスラームなどの世界宗教は「言語に絶する」超越的な究極リアリティに対する様々な応答であると解き、『神は多くの名前を持つ』『メタファーとして読む神の受肉』などの著書により、キリスト教の立場から宗教多元主義への道を拓く。栄誉ある英国ギフォード・レクチャーを収録した『宗教の解釈』によって宗教思想に新たな分野を開拓した功により米国グレウィマイヤー賞を受賞。世界各国の宗教者とも対話を重ね、その思想は遠藤周作最晩年の小説『深い河』などにも大きな影響を与えた。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
訳:間瀬 啓允
1938年、愛知県半田市に生まれる。慶應義塾大学文学部、同大学院修士・博士課程を修了。専攻は哲学・宗教哲学。1974―75年、英国留学の機会を得てジョン・ヒックに直接師事、わが国にヒックを紹介した。現在、慶應義塾大学名誉教授、東北公益文科大学教授。 著書 『エコフィロソフィ提唱』(法藏館)、『現代の宗教哲学』(勁草書房)、『エコロジーと宗教』(岩波書店)ほか共著多数。 訳書 上記ヒックの著書のほかに、スコリモフスキー『エコフィロソフィ』(法藏館)、パスモア『自然に対する人間の責任』(岩波書店)など多数。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
訳:稲田 実
1948年、徳島県徳島市に生まれる。大阪大学工学部および同大学院工学研究科修士課程修了(工学博士)。1938年、愛知県半田市に生まれる。慶應義塾大学文学部、同大学院修士・博士課程を修了。専攻は哲学・宗教哲学。1974―75年、英国留学の機会を得てジョン・ヒックに直接師事、わが国にヒックを紹介した。現在、慶應義塾大学名誉教授、東北公益文科大学教授。 著書 『エコフィロソフィ提唱』(法藏館)、『現代の宗教哲学』(勁草書房)、『エコロジーと宗教』(岩波書店)ほか共著多数。 訳書 上記ヒックの著書のほかに、スコリモフスキー『エコフィロソフィ』(法藏館)、パスモア『自然に対する人間の責任』(岩波書店)など多数。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ISBN:9784831810601
出版社:法藏館
判型:4-6
ページ数:284ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2011年03月
発売日:2011年03月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRA