ART大国日本から考えるリプロダクティブ・ヘルス/ライツと女性
著:河内 優子
紙版
内容紹介
世界トップクラスの実施数を誇るART(生殖補助医療)大国日本。しかしその出産率は世界最低位という現実がある。かたや日本の避妊と妊娠中絶をめぐっては、歴史的にも、また今日もなお、世界的に特異な状況が広がっており、女性労働の特殊な有りようとも関わってくる。これらをどのように理解すべきか? リプロダクティブ・ヘルス/ライツ理念を基軸に、少子化社会日本のタブーを問う!
目次
Ⅰ:ART
第1章 日本におけるARTの特異性
Ⅱ:リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
第2章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
Ⅲ:「産む権利」と「産まない権利」
第3章 世界と日本における晩婚・晩産化と少子化問題―「産む」権利を考える
第4章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツにおける「産まない」権利と日本
Ⅳ:女性が働くこと・暮らすこととリプロダクション
第5章 女性の就労とリプロダクション
付論 人口・出生力問題と女性―経済学的考察を中心に