BIRDER SPECIAL
羽毛恐竜完全ガイド
他著:BIRDER編集部/編
他著:田中康平
他著:川口 敏
内容紹介
イラスト図鑑と最新研究の解説で羽毛恐竜と鳥の進化の謎に迫る!
現在の恐竜研究で最もホットな話題の1つ「恐竜から鳥への進化」を取り上げ,描き下ろしイラストの図鑑や恐竜研究のトップランナーによる解説を掲載。恐竜絶滅後に栄えた鳥類や,羽毛恐竜の展示がある国内外の博物館の紹介もあり,恐竜好きの子どもから大人まで楽しめる一冊。
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・ 「そもそも羽毛恐竜とは何か?」「鳥と恐竜の同じ部分や違う部分はどこか」「なぜ羽毛は生えたのか」「羽毛恐竜は飛べたのか」「羽毛恐竜はどんな色だったのか」「鳥の形はどう進化したか」など,研究中のテーマを含めたさまざまな話題を取り上げます。
・月刊誌『BIRDER』で「鳥の形態学ノート」を連載している川口敏氏による,羽毛恐竜や絶滅鳥類など30種以上の描きおろしイラストを掲載。全身図だけでなく腕や足の部分図など,さまざまなビジュアルを掲載しています。
・ 恐竜絶滅後の現代につながる「新生代」には鳥類が大繁栄した時期があり,まるで恐竜のような巨大な鳥が出現しました。鳥の進化を語るうえで重要なこれらの絶滅鳥類もイラスト付きで紹介します。
・羽毛恐竜や絶滅鳥類を展示している国内外の博物館を紹介しています(国内:国立科学博物館や福井県立恐竜博物館など6館,海外:ロイヤル・ティレル古生物学博物館やアメリカ自然史博物館など6館)。羽毛恐竜の登場で変わりつつある博物館の恐竜展示に関するコラムも収録しました。
・国立科学博物館副館長の真鍋真氏や,「NHK子ども科学電話相談」に出演する小林快次氏(北大総合博物館),田中康平氏(筑波大学),川上和人氏(森林総研)など,日本の恐竜研究のトップランナーとして恐竜ファンにはおなじみの研究者の寄稿を実現,現時点で最強の執筆陣です。著者一覧を見れば,日本のどこで恐竜研究が行われているかを調べられます。
目次
・羽毛恐竜マンガ(一日一種)
・恐竜と羽毛恐竜の基礎知識(田中康平)
・用語集(田中康平)
・導入①「恐竜はどこまで鳥か」(川上和人)
・導入②「鳥はどこまで恐竜か」(小林快次)
・羽毛恐竜図鑑(川口敏)
ディロフォサウルス,シノサウロプテリクス,コンカヴェナトル,ディロング,ユウティラヌス,ティラノサウルス,オルニトミムス,デイノケイルス,テリジノサウルス,ベイピアノサウルス,モノニクス,カウディプテリクス,シチパチ,ヴェロキラプトル,デイノニクス,ミクロラプトル,シノルニトサウルス,アンキオルニス,ステノニコサウルス,アルカエオプテリクス(始祖鳥),イーチー,クリンダドロメウス,ティアニュロン,プシッタコサウルス,ジェホロプテルス,ソルデス
・羽毛恐竜研究史(山﨑優佑)
・日本の羽毛恐竜研究(河部壮一郎)
・【コラム】始祖鳥や羽毛恐竜は飛べたのか?(山﨑優佑)
・※色づきはじめた恐竜たち(青塚圭一)
・鳥の形はどう獲得されたか?(山﨑優佑)
・「鳥らしい形」のレシピを探る(田村宏治)
・※羽が語る太古の記憶(青塚圭一)
・※謎解きは鳥見の後で(田中康平)
・中生代の空中戦「翼竜 vs. 鳥」はあったのか?(青塚圭一)
・※そして恐竜は滅び,鳥は生き残った(後藤和久)
・鳥の中に残る恐竜の名残(川口敏)
・恐鳥は本当に“恐ろしい鳥”だったのか?(青塚圭一)
・新生代の“恐竜”絶滅巨鳥図鑑(川口敏)
フォルスラコス,ガストルニス,ジャイアント・モア,エピオルニス,アルゲンタヴィス,ペラゴルニス
・羽毛恐竜・古鳥類に出会える博物館巡り〜日本編〜
国立科学博物館,福井県立恐竜博物館,長崎市恐竜博物館,御船町恐竜博物館,神流町恐竜センター,北九州市立自然史・歴史博物館
・【コラム】羽毛恐竜の登場で変わる博物館の恐竜展示(真鍋真)
・羽毛恐竜・古鳥類に出会える博物館巡り〜海外編〜
アメリカ自然史博物館,ロンドン自然史博物館,オックスフォード自然史博物館,ロイヤル・ティレル恐竜博物館
・羽毛恐竜の“作り方”(川口敏)
・著者略歴