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異形国家をつくった男

キム・イルソンの生涯と負の遺産

著:大島 信三

紙版

内容紹介

拉致事件、大韓航空機事件、ラングーン事件など世界を震撼させた事件はなぜ起きたのか?
北朝鮮民衆から“国父”と慕われ、国外からは“冷酷な独裁者”と見られているキム・イルソンとはどんな人物なのか。
先入観にとらわれず、82年の全生涯を丹念に検証し、関係者へのインタビュー記録等を駆使して真の人間像に迫る!
現在のキム・ジョンウン体制の本質や行動原理がわかるエピソードが満載

目次

第1章 〈プロローグ〉大きなコブをめぐる逸話
第2章 独裁者の両親とキリスト教
第3章 満州修業時代の人間模様
第4章 遊撃隊長のトラウマ
第5章 不運の朝鮮半島で大魚を得る
第6章 日本人家政婦が見た素顔の将軍夫妻
第7章 元韓国軍師団長が語った朝鮮戦争の真相
第8章 毛沢東を一歩リードしていた頃
第9章 世界を震撼させた五大事件の内幕
第10章 メンドリ一族の有為転変
第11章 父子家庭の兄妹の生き方
第12章 拉致事件と最高指導者の責任
第13章 横田めぐみ事件発覚の年に両親が語った悲痛な胸の内
第14章 北朝鮮の工作員になった元朝鮮総連活動家の告白
第15章 帰国者九万人とよど号犯九人の扱われ方
第16章 日本のキングメーカーを振り回す
第17章 大国を翻弄した執念の核開発
第18章 〈エピローグ〉創業者と二代目の知られざる葛藤

著者略歴

著:大島 信三
昭和17年新潟県生まれ。早稲田大学教育学部卒。同39年産経新聞社に入社。千葉支局を振り出しに新聞と雑誌の両部門で政治や国際問題、文化全般までのオールラウンドの取材、編集に携わった。中国を中心に台湾、チベット、北朝鮮、それに欧州の教会と美術館が長年の関心領域。『週刊サンケイ』編集長、『新しい住まいの設計』編集長、特集部編集委員、『正論』編集長、編集局編集委員、特別記者を経て平成21年退社。16年間の『正論』編集長時代はほぼ毎号インタビューをおこない、本書でもその一部を再録した。

ISBN:9784829506271
出版社:芙蓉書房出版
判型:4-6
ページ数:230ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2014年09月
発売日:2014年09月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH