民族紛争を読み解く
国境崩壊時代とPKOの役割
著:熊谷 直
紙版
内容紹介
なぜ争いが起こるのか?「宗教」「民族」は、緊迫する国際情勢を解くキーワード。カシミール紛争、東ティモール独立問題、台湾問題、ザイール動乱、ユーゴ解体紛争、パレスチナ問題など、冷戦後に起きた世界各地の紛争の歴史をわかりやすく解説し、国境が崩壊する時代のPKO活動のあり方を問う!
目次
1.現代三国志の掉尾、台湾問題(中国大陸の覇権を争奪した共産党、国民党支配下の台湾)/2.インドとパキスタンの宗教的対立と抗争(印パ両国の独立と混乱、カシミール帰属をめぐる抗争、バングラディシュ独立をめぐる抗争)/3.植民地政策が不安定を招いたインドネシア(大戦後のインドネシアの混乱と紛争、東ティモールの独立)/4.植民地政策が残したアフリカの紛争(アラブ北アフリカのテロ、熱帯中部アフリカの民族紛争、奴隷地域の後遺症的紛争)/5.社会主義国ユーゴの解体紛争(三民族対立のボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボに執着するセルビア)