海軍病院船はなぜ沈められたか
第二氷川丸の航跡
著:三神 國隆
紙版
内容紹介
今も日本海若狭湾の海底にナゾの病院船が眠っている。オランダのオプテンノール号を拿捕した日本海軍は、終戦まで南洋海域で病院船として使った。しかし終戦直後の8月19日未明、この船は舞鶴鎮守府防備隊の手で秘密裏に舞鶴沖27キロの海底に沈められてしまった。「国際法に反した拿捕の発覚を恐れた」「病院船は偽装で、実は財宝を隠匿していた」など、戦後マスコミの話題となったこの事件を、関係者の証言と文献から明らかにする。