完全読解 歎異抄入門
なぜ親鸞のことばは心に響くのか
著:田中治郎
紙版
内容紹介
山折哲雄氏、佐藤優氏推薦!
あなたは本物の「歎異抄」を知らない!
なぜ悪人が救われるのか? なぜ他力なのか? 親鸞と唯円の邂逅にその秘密があった!
親鸞聖人 御生誕850年
ポスト・コロナの生き方を示唆 生きづらさを克服
「他力」こそ、現世の限界を超える唯一の思想だ!
序言から全十八条、流罪記録、奥書まで全文すべてを掲載
親鸞のことば――パラドクス(逆説)に満ちた宗教の本質(真理)
善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや。
現代語訳
善人でさえも往生を遂げるのだから、いわんや悪人が往生を遂げるのはあたりまえなのです。(第三条 61ページ)
親鸞は父母の教養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候はず。
現代語訳
わたくし親鸞は、父母の追善供養のためだといって一度でも念仏したことはいまだかつてありません。(第五条 87ページ)
唯円のことば――親鸞の思想を美しいことばで表現
露命わづかに枯草の身にかかりて候ふほどにこそ…
現代語訳
(私の命も)枯草にかかった露のようなもの、人々の不審をのぞくために親鸞聖人の仰せの趣旨を申し上げて参りました。(後序より 259ページ、262ページ)
目次
第一章 親鸞の言葉
第二章 唯円の嘆き
第三章 資料から読み解く真実
ISBN:9784828424859
。出版社:ビジネス社
。判型:4-6
。ページ数:304ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2023年01月
。発売日:2023年01月24日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB。