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武器としてのカーボンニュートラル経営

中堅・中小企業のサバイバル戦略

著:夫馬賢治

紙版

内容紹介

コロナ禍が落ち着き、ビジネスが正常化する中、カーボンニュートラルという課題が、企業経営に本格的に迫ってきた。経営の足かせになるという意見も多いが、やり方次第では、じつはコスト削減、経営体質強化につながるのだ。本書では食品、小売、農業、日用品、建設、新電力など日本のメジャーな産業において、時代の先を行き、競争に勝っている全国各地の中堅・中小企業を紹介。コストと温室効果ガス排出量を同時に削減させている経営者8人が実践的ノウハウを伝授する。地元の経済を活性化し、経営を伸ばすヒントが満載されている書。

目次

1章 農法転換でのカーボンニュートラル化を普及する農業法人・果実堂(熊本県)
2章 国産大豆にこだわり、地域の資金を循環する豆腐作り 金沢豆冨(石川県)
3章 SDGSをテーマにしたレストランとパン作りへ挑戦 タガヤ(京都府)
4章 地産地消で地域経済を支える小売業 コープさっぽろ(北海道)
5章 「顔の見える電力」という新しい価値で市場を創るUPDATER(東京都)
6章 コスト安定化のため、CO2削減を進める建設業・三和興産(愛知県)
7章 環境配慮の自社ブランドでOEM依存から脱したIKEUCHI ORGANIC(愛媛県)
8章 棄てる食器を肥料に変えるサーキュレーション・エコノミー(石川県)
終章 カーボンニュートラルは経営を強くする武器になる

著者略歴

著:夫馬賢治
株式会社ニューラルCEO。経営・金融コンサルタント。信州大学特任教授。
ハーバード大学大学院リベラルアーツ(サステナビリティ専攻)修士。サンダーバード・グローバル経営大学院MBA。東京大学教養学部(国際関係論専攻)卒。日本で2013年からサステナビリティの重要性を発信し、ESG投資という概念を日本で普及させた一人。機関投資家、外資企業コンサル、大手上場企業の間で人気のニュースサイト「Sustainable Japan」の編集長も務める。政府や地方自治体の有識者委員を多数兼任。Jリーグ特任理事や国際NGO等の理事も務める。東京大学公共政策大学院、北海道大学公共政策大学院、立教大学で講義を担当。著書に『ESG思考』『超入門カーボンニュートラル』(以上、講談社+α新書)、『データでわかる2030年 地球のすがた』(日本経済新聞出版)、『知識ゼロからのSDGs入門』(幻冬舎)など多数。

ISBN:9784828424200
出版社:ビジネス社
判型:4-6
ページ数:296ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ