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「数字に弱い」日本人の超・危険な生活

著:髙橋洋一
著:上念司

紙版

内容紹介

『人新世の「資本論」』のまやかし、財政再建論を訴えるバカ、年金破綻のあり得ない未来予測、日本医師会と専門家による嘘八百……。
数字オンチなマスコミが煽り、生み出した偽りの危機。
根拠なき悲観、楽観を打ち破る書!


私たちが当たり前だと思っていたことは意外と事実ではない。人類はコロナ禍を克服しつつあるが、パニックに陥ったマスコミが、いまだにデマに近いような情報を流し続けている。財政危機を訴えている財務官僚は、会計学の知識ゼロだったりする。また、年金破綻を煽り、怪しげな金融商品を売り歩く人々がいる。マルクス主義をリバイバルして、環境に優しく、格差のない社会を作ろうと画策しても、結局、問題は悪化する……。本書では、数字オンチなマスコミや専門家、官僚が煽り、生み出した偽りの危機の実態を炙り出し、根拠なき悲観、楽観を打ち破る。


「デルタ株」など変異株は本当に危ないのか?
なぜか概算払いでなく精算払いになった休業補償
外れ値ばかりに食いつく統計の素養がないマスコミ
「孫、子の代につけを回すな」という考えは正しくない
社会主義から環境、人権、脱原発に乗り換えた人たち
マルクスはバカだった/人口減少危機論のウソ
なぜ年金を消費税で賄ってはいけないのか?
持たざる者は買ってはいけない不動産
バランスシートを読めない財務省官僚の実態
テレビよりメディア力が高くなったネットの世界
MMTはド文系のまやかしの経済理論
地方債の金利談合をしていた総務省地方債課長
…etc.

著者略歴

著:髙橋洋一
数量政策学者。株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。80年に大蔵省(現・財務省)入省。1998~2001年、プリンストン大客員研究員。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年、『さらば財務省』(講談社)で第17回山本七平賞受賞。『「日経新聞」には絶対に載らない 日本の大正解』 『めった斬り平成経済史 失敗の本質と復活の条件』『髙橋洋一&石平のデータとファクトで読み解く ざんねんな中国』〈石平氏との共著〉(以上、ビジネス社)など著書多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。
著:上念司
1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部「辞達学会」に所属。日本長期信用銀行、学習塾「臨海セミナー」勤務を経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学浜田宏一名誉教授に師事し薫陶を受ける。著書に『習近平が隠す本当は世界3位の中国経済』(講談社+α新書) 、『経済で読み解く日本史【全6巻】』『れいわ民間防衛』(以上、飛鳥新社)、『日本分断計画』(ビジネス社)など多数。

ISBN:9784828423494
出版社:ビジネス社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB