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「型破り」な銀行の新ビジネス戦略

“みずほ”敗因からの教訓

著:浪川攻

紙版

内容紹介

みずほ銀行「システム大障害」は誰が悪いのか。
型破りなビジネスモデルで好調な三井住友銀行の秘密とは? 
淘汰が始まった銀行業界の光と影をレポートする。

営業ノルマにとらわれ、現場の活力を減退させ、システム障害を反省しない「みずほFG」の経営者。かたや、古い金融業のビジネスモデルを捨て、顧客のニーズに寄り添うサービス業への脱皮を図る「三井住友FG」の経営者。メガバンク、地銀、信金まで、経営力と風土・意識改革の格差が生み出した銀行業界内の光と影を、当事者のリアルな声をふんだんに盛り込み、浮き彫りにする。

目次

プロローグ ATM(現金自動預け払い機)が消えてなくなる! ?
第1章 変貌のチャンスを捨てたスルガ銀行
第2章 「1960年代型モデル」を引きずる業界
第3章 みずほ銀行「システム大障害」・本当の病巣
第4章 東京・池袋、次世代型店舗のホットゾーン
第5章 疾走する三井住友・慎重な三菱UFJ
第6章 山陰の地銀、大阪の信金の型破りな挑戦
エピローグ 生き残る条件はアジャイル化

著者略歴

著:浪川攻
金融ジャーナリスト。1955年東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカー勤務を経て記者となる。金融専門紙、証券業界紙を経験し、1987年株式会社きんざいに入社。『週刊金融財政事情』編集部でデスクを務める。1996年退社し、ペンネームで金融分野を中心に取材・執筆。月刊誌『Voice』の編集・記者、1998年に東洋経済新報社と記者契約を結び、2016年フリーとなって現在に至る。著書に『銀行員はどう生きるか』『証券会社がなくなる日』(以上、講談社現代新書)、『地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関』(PHPビジネス新書)、『金融自壊 歴史は繰り返すのか』『前川春雄 「奴雁」の哲学』(以上、東洋経済新報社)などがある。

ISBN:9784828423371
出版社:ビジネス社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2021年10月
発売日:2021年10月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF