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これから研究を書くひとのためのガイドブック

第2版

ライティングの挑戦15週間

著:佐渡島 紗織
著:吉野 亜矢子

紙版

内容紹介

ライティングが専門でない、高校、大学、大学院の教員が使える、「書き方」と「研究方法」の指導テキスト。2008年に刊行した初版を改訂、時代に合った論文執筆へといざなう。学生の自習用としても充実している。主に人文社会科学系の領域向き。〔文章編〕では「思考を整理して、分かりやすく、科学的に」伝えるための技能を学ぶ。〔論文編〕では文献研究、実証研究の一連の流れを追って、テーマの設定から論文の評価まで段取りを解説。授業で使える練習問題やアクティビティーが豊富。情報満載のダウンロードデータも用意している。

目次

第一部 文章編

01 学術的文章とはどのような文章か………10
02 「一文一義」で書く………14
03 語句を明確に使う………20
04 「マップ」を作って書く………26
05 「パラグラフ」を作る………32
06 主張を根拠で支える………36
07 論点を整理する………44
08 抽象度の調節をする………52
09 参考文献を示す………60
10 「ブロック引用」をする………72
11 要約引用をする………80
12 図や表を作る………90
13 「私語り」から脱出する………94
14 外来語と専門用語を扱う………104
15 推敲・校正をする………110

第二部 論文編

01 学術論文とは何か………116
02 文献研究と実証研究の性質と選択、論文の構成………124
03 テーマの選択………132
04 領域の下調べをする………136
05 アウトラインを考える………142
06 一回目の序論を書く………148
07 一次資料と二次資料………154
08 情報を整理する………162
09 画像を読む………170
10 デ ータを読む………174
11 結論を書く………178
12 一回目の序章を書く………182
13 先行研究の章を書く………186
14 研究方法を決める………192
15 研究方法の章を書く………200
16 フォーマル・インタビューを行う………208
17 インフォーマル・インタビューを行う………214
18 実証データの整理をする………224
19 研究結果の章を書く………232
20 考察と結論の章を書く………238
21 題をつける、要旨を書く………242
22 論文を評価する………248
23 研究計画書を書く………256
24 研究における倫理的な問題………260

おわりに………266
索引………269

著者略歴

著:佐渡島 紗織
1998 年米国イリノイ大学でPh.D を取得。現在、早稲田大学国際学術院教授。
専門は国語教育。著書に『文章チュータリングの理念と実践―早稲田大学ライティング・センターでの取り組み』(共編、ひつじ書房、2013 年)など。2002 年より早稲田大学にてアカデミック・ライティングの指導と支援に携わる。
著:吉野 亜矢子
2005年英国ケンブリッジ大学でPh.Dを取得。早稲田大学教育学部准教授を経て、現在、リーズ大学にて日本語教育に携わる。
専門はイギリス文学・文化。著書にPageant Fever: Local History and Consumerism in Edwardian England(早稲田大学出版部、2011 年)など。

ISBN:9784823410895
出版社:ひつじ書房
判型:A5
ページ数:274ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年03月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ