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ノンフィクション・シリーズ“人間”

サーカス村裏通り

著:久田 恵

紙版

内容紹介

都会暮らしに疲れ果て、子どもと一緒に飛び込んだのはサーカスのテント村。
犬と駆け回る子どもたち、風雨と布一枚で区切られた生活……。
炊事係として旅をしながら見つめた、舞台で、裏方でいきいきと働く人々の姿。
テレビドラマにもなった名作。
ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよん。行き詰まったときにページをめくりたい。

目次

序 章 ここがサーカス

第1章 テント村メインストリート
     サーカスで暮らしたい
     炊事係初年兵
     テント村の昼下がり
     天幕に陽は落ちて

第2章 大天幕の芸人たち
     丸盆という名のショー舞台
     ひとりぼっちの綱渡り
     鳥のように翔べたら

第3章 テント暮らしの夢と現実
     れんれん、サーカスに狂う
     台風五号接近す
     喧嘩に強くなりたい
     現代の風の又三郎
     男なしじゃ暮らせない

第4章 テント村の裏方たち
     角さんと“宇宙からの帰還”
     逃げだしたチンパンジー
     キグレのチョンちゃん
     カズエ姐さん、昔語り

第5章 名古屋白川公園
     テント村の恋人たち
     カズエ姐さんの憂鬱
     お風呂場は社交場
     家族ごっこのクリスマスイブ
     公園の浮浪者たち
     年越しの大パーティー
     テント村に雪が降る
     一輪車の初舞台
     さよなら、ビニールおじさん

第6章 サーカスは何処へ行く
     もしも明日が晴れならば
     芸能会社キグレサーカス
     炊事場の貼紙
     団長の三色スミレ

終 章 さよならサーカス

あとがきに代えて

本シリーズにあたってのあとがき
解説 佐高 信

著者略歴

著:久田 恵
1947年、北海道生まれ。人形劇団「ひとみ座」で台本を書いたのを契機に執筆活動に。
PR誌記者や広告代理店を経てフリーに。
『フィリッピーナを愛した男たち』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

ISBN:9784822870034
出版社:七つ森書館
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2011年09月
発売日:2011年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX