民主主義をどうしますか。
著:山口 二郎
紙版
内容紹介
「安倍は人間じゃない。たたき斬ってやる!」(もちろん、暴力をするわけにはいかないが、時代劇の主人公と同じ気持ち)。安保法制に反対する国会前の集会での発言だ。
激動する世界情勢、日本政治の中心で、つねに研究・発言してきた。自民党から民主党への政権交代の仕掛け人でもある。行動する政治学者が現代日本のアベ政治を詳細に論考する。
目次
序 章 2016年という分水嶺
第1章 民主主義と立憲主義
1 頓挫した民主党というプロジェクト
2 政党政治再建の道筋
──民主党再建から見た政党システムの今後
3 安倍政権の500日
4 安倍首相という争点
5 選挙とメディア
6 安保法制に関する反対意見
7 安保法制反対運動の遺産をどう生かすか
8 「傲岸不遜な権力者」対「個人の尊厳」
第2章 安倍政治とは何か
1 安倍政治の行方
2 永久革命としての民主主義
3 『断腸亭日乗』から戦争を考える
第3章 民主主義の主権者であること
──「本音のコラム」より