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反原発、出前します

新装版

原発・事故・影響 そして未来を考える

編:反原発出前のお店
監:高木 仁三郎

紙版

内容紹介

原発についての素人が、自分の言葉で周囲に伝えていくために始まった高木仁三郎の講義録。原子力発電の仕組み、放射能と放射線、原発事故の影響、核燃料サイクル、プルトニウム、使用済み核燃料の行方、廃炉の問題、原発に頼らないエネルギーなど、原発問題の基礎からわかる本。

目次

「出前のお店」とは——まえがきにかえて  三枝秀晴

1原子力発電とは
1 原子力発電の基本的な仕組み
2 原子力発電の基本的な問題点
3 加圧水型原発(PWR)の問題点
4 沸騰水型原発(BWR)の問題点
5 放射能と放射線

2原発事故
1 事故の基本タイプ
2 TMI事故
3 チェルノブイリ事故
4 福島第二原発3号炉
5 美浜原発2号炉事故
6 国の事故評価

3原発事故の影響
1 放射線の人体への影響
2 原発事故時の放射能放出
3 チェルノブイリ事故の影響
4 原発事故が起きたら

4核燃料サイクル
1 核燃料サイクルとは
2 核燃料サイクルのひろがり
3 プルトニウム
4 放射性廃棄物

5六ヶ所村計画
1 六ヶ所村計画の概観
2 ウラン濃縮工場
3 低レベル放射性廃棄物貯蔵センター
4 再処理工場
5 廃炉の問題

6エネルギー問題
1 エネルギーのとらえ方
2 エネルギーの利用
3 わずか五〇年の間に急上昇
4 廃棄物で決まるエネルギー利用の上限
5 省エネルギー——高効率化と総量規制
6 「原発はクリーン」というすりかえ論議のウソ
7 エネルギーの大量消費は環境破壊をまねく

7プルトニウム社会の入り口に立って

あとがき

著者略歴

監:高木 仁三郎
1938年生まれ。理学博士。核化学専攻。原子力の研究所、東京大学原子核研究所助手、東京都立大学理学部助教授、マックス・プランク研究所研究員等を経て、1975年「原子力資料情報室」の設立に参加。1997年には、もうひとつのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞。2000年 10月8日に亡くなるまで、脱原発を貫いた市民科学者。

ISBN:9784822811327
出版社:七つ森書館
判型:A5
ページ数:272ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2011年04月
発売日:2011年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:THY