食卓にあがった放射能
新装版
著:高木 仁三郎
著:渡辺 美紀子
紙版
内容紹介
1986年に起きたチェルノブイリ原発事故後、ヨーロッパから伝えられる食品汚染のデータや、きびしい放射線のもとで暮らしていた方たちの具体的な話をまとめた『食卓にあがった死の灰』(講談社現代新書、1990年)を改題。原発事故による食品汚染問題について、誰にでも読める入門書。
目次
新装版へのまえがき
まえがき
1食品の放射能汚染とは
1 汚染食品の衝撃
2 放射線と放射能
3 放射線の人体への影響
2チェルノブイリの放射能——その教訓
1 チェルノブイリ事故
2 放射能汚染への対応
3食卓にあがった放射能
1 環境汚染から食品へ
2 ヨーロッパの汚染
3 ヨーロッパの食品の汚染度
4輸入食品と放射能汚染
1 輸入食品の放射能監視体制
2 輸入食品の放射能汚染の実態
5日本で原発事故が起こったら
1 原発過密国日本
2 事故のシミュレーション
3 食品汚染はどう進行するか
6放射能にどう備えるか
1 チェルノブイリは終わらない
2 自衛する市民
3 事故にどう備えるか
4 S氏との会話——しめくくりに代えて