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サイゴンのコニャックソーダ

酒こそわが人生

著:石川 文洋

紙版

内容紹介

海を眺めては酒を呑み、人を見つめてはまた一杯。カメラの横にはいつも酒があった。故郷沖縄から香港行きオランダ船に無賃乗船して始まった、報道カメラマン石川文洋。その喜びと悲しみの人生を、カラーとモノクロ200点以上の写真で綴る〈酒〉グラフィティ・エッセイ。

目次

はじめに
1 ベトナム戦争終結二〇周年とビール
2 ハーフ・アンド・ハーフビールと三人の将軍
3 サラエボ・小瓶五ドルのビール
4 石川流ヴェネツィアカクテル
5 ウィーンの立ち呑みワイン
6 もてなしの果実酒
7 キューバのラム酒
8 アラブの国とジントニック
9 地球一周の船旅とビール
10 冬の上海でホットウイスキー
11 マルタでハンフリー・ボガードに会う
12 チワワとテキーラの夜
13 ベトナムから消えた「コニャックソーダ」
14 パナマ・スエズ両運河と幻の酒「アブサン」
15 アメリカ横断とマティーニ
16 セネガルでブラッディー・メアリー
17 スペインのシェリー酒
18 錦糸町のアレキサンダー
19 美酒の待つマラケシュで
20 北方領土のウオツカ
21 香港のナポレオン
22 アンコールワット三種の酒
23 タイのシンハビールと漢方薬酒
24 北朝鮮のどんぐり酒
25 マカオで呑んだマティウス
26 韓国・日本・沖縄は酒呑み天国
27 ガダルカナルのソロモン諸島ビール
28 ベトナム観光の沖縄人とルアモイ
29 大好きな兄と過ごす沖縄・備瀬の宿
30 ミンタマーでガッパイで
31 沖縄の名酒・泡盛考
32 ラムで彷徨うインドの街角
33 ノルウェー「生命の水」
34 ジブラルタルのスコッチ
35 貴腐ワインで迎える船上の新年
36 ポルトガルのポートワイン
37 地ビールはバビロニアに通じる
38 パリで呑んだカルヴァドス
39 メモ帖は酒の友
40 極楽のタイビール
41 夕陽とジントニック
42 マジェスティックホテル物語
43 メコンの見える部屋でVSOP
44 ラオスの焼酎「ラオ・ラオ」
45 世界遺産の中での「五星?酒」
46 禁酒三五日
47 日本縦断徒歩の旅 人生最高のビール
48 灰谷さんとダナンの風に吹かれて
49 ベトナム戦争終結三〇周年の旨い酒
50 四国遍路の酒
51 高校時代から呑み続けた
52 友と花見酒
53 レンズの中の沖縄とベトナム
おわりに

著者略歴

著:石川 文洋
1938年沖縄県那覇市首里に生まれる。1959〜62年毎日映画社、1964年香港のスタジオに勤務。1965年1月〜68年12月ベトナムに滞在。アメリカ軍、南ベトナム政府軍に同行取材。帰国後、朝日新聞社出版局のカメラマンとなる。1984年からフリーの報道カメラマン。著書に『戦場カメラマン』『報道カメラマン』(朝日文庫)、『写真記録ベトナム戦争』(金曜日)、『てくてくカメラ紀行』、灰谷健次郎と共著『アジアを歩く』(以上、?文庫)、『戦争はなぜ起こるのか・石川文洋のアフガニスタン』(冬青社)、『日本縦断 徒歩の旅──65歳の挑戦』『カラー版 ベトナム 戦争と平和』『カラー版 四国八十八カ所』(以上、岩波新書)他多数。

ISBN:9784822809959
出版社:七つ森書館
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2009年09月
発売日:2009年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR