出版社を探す

海洋観光立国のすすめ

増補版

持続可能な社会つくり こころ美しい日本の再生

著:中瀬 勝義
著:明戸 眞弓美
著:庄司 邦昭

紙版

内容紹介

 エコツーリズム推進法が国会を通過し観光立国が本格的にスタート! 世界でもまれな循環型ライフスタイルを達成していた江戸時代の日本。近年の大量生産・大量消費・大量廃棄から脱却し、国内の資源をベースにした循環型ライフスタイルをみんなで模索しましょう。
 新情報を追加し、海洋観光立国の先進事例を増強して増補版になって再登場。

目次

増補版によせて

はじめに

第1章 いま、なぜ海洋観光立国か(中瀬勝義)
 1 知ってます? 料理メニューの輸入依存度!
 2 主要国の食料自給率——日本は海外に60%も依存
 3 日本は世界から資源を大量に購入しています!
 4 世界に資源はどれほどあるの?——もう直ぐなくなりそう!
 5 こんな生活はいつまで可能なの?——中国・インドに抜かれるよ!
 6 こんな生活からの脱出策は——エコライフを始めよう!
 7 地方では車なしの生活はできない?
 8 自給自足国家への道——持続可能な社会づくり
 9 かつての大国は観光立国
 10 世界の観光産業
 11 日本の観光産業——観光に対する考え方を根本から変えよう!
 12 日本の海は世界で第6位
 13 世界一安全な国——日本!
 14 バスコ・ダ・ガマ体験やマリンスポーツを楽しもう
 15 人口減少はチャンス、観光には定年がない——生活こそが観光資源
 16 こころ美しい日本の再生!——今こそ食料自給自足の 海洋観光立国 を目指そう!

第2章 海とスロー・ツーリズム・ジャパン(明戸眞弓美)
 はじめに
 1 観光という産業
 2 日本が海洋観光立国するには
 3 日本の海洋観光ビジョン
 4 観光開発の落とし穴
 5 海の観光資源とレクリエーション
 6 日本の海の楽しませ方
 7 日本の海の楽しみ方

第3章 海外にみる海洋観光と都市の賑わい(庄司邦昭)
 1 都市にとって、河川は重要な要素
 2 ベルリーン(ドイツ)
 3 サンナゼール(フランス)
 4 サンマロ(フランス)
 5 ベルゲン(ノルウェー)
 6 リスボン(ポルトガル)

おわりに

付録
 海洋環境問題に関する声明
 観光立国推進基本法
 海洋基本法
 海洋白書2006
 エコツーリズム推進法
 水辺活用ハンドブック

著者略歴

著:中瀬 勝義
1945年生まれ。東京都立両国高校卒業。東海大学海洋学部、法政大学法学部卒業、慶応大学経済学部に学ぶ。海洋環境調査会社で日本各地の海洋環境調査に参加。現在は江東自転車エコライフの会、江東エコリーダーの会、江東区の水辺に親しむ会、海辺つくり研究会、荒川をよくする会KOTO、隅田川クリーンキャンペーン実行委員会、日本海洋学会・海洋環境問題委員会、環境アセスメント学会等に参加。技術士(応用理学、建設、環境)、公害防止主任管理者、環境カウンセラー。著書:『屋上菜園エコライフ』(七つ森書館)
著:明戸 眞弓美
1970年生まれ。大阪市、青森県十和田市育ち。岩手大学人文社会科学部人文社会科学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程言語情報科学専攻修了、國學院大學大学院経済学研究科博士課程後期経済学専攻2007年3月満期修了。博士論文は「中世ヨーロッパの海洋ネットワーク」のテーマで執筆中。実践として、NPO法人地域交流センターにて「日本ぐるっと一周・海交流」「安全・安心まちづくりワークショップ」「都心の水辺探訪クラブ」等事務局を担当。水辺から考えるまちづくりと格闘中。
著:庄司 邦昭
1948年生れ。神奈川県立湘南高校卒業。横浜国立大学工学部造船工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科船舶工学専門課程博士課程修了。東京商船大学商船学部講師を経て、東京海洋大学海洋工学部教授。1987年12月〜1989年3月、アレキサンダーフォンフンボルト奨学金により在外研究員としてベルリーン船舶海洋工学研究所へ滞在。日本航海学会(会長)、船の科学館(理事)、NPO法人江東区の水辺に親しむ会(理事)、NPO法人本所深川(理事)、小型船舶検査機構(評議員)。著書に『ショージ先生の船の博物館めぐり(国内編)』『同(海外編)』(春風社)『航海造船学 二訂版』(海文堂)

ISBN:9784822808617
出版社:七つ森書館
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2008年03月
発売日:2008年03月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNSG