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商談・会議を成功させるビジネスプレゼン必勝法

相手の心をつかむ資料作りとプレゼンのポイント

著:大平 邦登
著:松田 洋祐

紙版

内容紹介

 本書は、比較的少人数(1~5名程度)の聴き手を対象に、机をはさんで着座したポジションで紙の資料あるいはPCなどを使って行うプレゼンテーションをいかに効果的に行うかを解説しています。本書の中ではこうした対面の少人数プレゼンのことを“テーブルプレゼン”の呼んでいますが、大部分のビジネスパーソンが経験するもっとも一般的なプレゼンです。大きな講演会場で大勢を対象にするプレゼントは異なり、少人数向けのプレゼンにはそれ独特のコツがあります。本書が説明しているのは、まさにその少人数向けの“テーブルプレゼン”について、立案から資料作り、さらには実際のプレゼン場面での表現態度まで、さまざまな観点からアドバイスを行っています。

目次

序章 会議、商談で求められる“テーブルプレゼン力”
01 “テーブルプレゼン”とは?
02 “テーブルプレゼン”の特徴とは? マスプレゼンとの比較
03 テーブルプレゼンの目的と文書種類
04 プレゼンターと聴き手の“解消しがたい”ギャップとは
05 資料作成時間を短縮して付加価値業務にシフトするには
06 厳選 ビジネスノウハウ:ビジネス成果を上げるための“学習の5段階分析"
第1章 「プレゼンのゴール」の明確化と相手の想定
01 プレゼンの“ゴール”を肝に銘じる
02 優れた人は「AUCDA」モデルでプロセスをイメージする
03 「キーパーソンと関与者」を洗い出し、意思決定ルートをつかむ
04 「意思決定関与者」の興味・関心・判断基準・知識レベルをおさえる
05 厳選 ビジネスノウハウ:ステークホルダー・ビューの効用
06 厳選 ビジネスノウハウ:企画・提案に生かす!情報収集
07 厳選 ビジネスノウハウ:プレ・プレゼンが本番成功のカギ
第2章 構成(ストーリー+ロジック)を組み立てる
01 ここが資料づくりの肝!「ストーリーとロジック」の編み出し方
02 「企画・提案型」の資料のストーリー構成の定石
03 知っておくだけで得する!ストーリーのその他のパターン
04 ロジックの基本条件を点検する
05 説得力が段違いに高まる階層構造の組み立て方
06 明快に伝わるプレゼンの「黄金フレーム」~3部展開
07 導入部のページのつくり方
08 この資料は本体か、それとも添付資料か?
第3章 注目・理解・納得を促す文を書く
01 読む気、聞く気を掻き立てる「ページ」のタイトリング
02 資料を開いて中身を知りたくなる!「表紙」のタイトリングと見せ方
03 意思決定最大のドライバー「ベネフィット」を組み立てる
04 ベネフィット表現 パワーアップの方法
05 相手に読み込ませない 本文を伝わりやすくするコツ
06 重要なポイントがさっと伝わる 文章をスリム化するコツ
07 正確で、わかりやすい!「文章チェック法」
第4 章 見やすい!わかりやすいレイアウトのテクニック
01 レイアウトパターンを決めると作業が早い
02 スペース(余白、空白、行間)は自然にできるものではなく意図してつくるもの
03 タイトルと本文の文字の大きさを変える
04 コンテンツ(文字・図形)をグループ化して近接配置
05 線・枠線・面の活用:「わかる」とは「分ける」こと
06 コンテンツを素早くキッチリ整える
07 PowerPointスピード操作:瞬時にレイアウト修正できるコマンド
08 受け入れやすい書体と一行字数
09 1ページ内でのコンテンツのレイアウト術
10 情報詰め込み資料は読みやすくしたい
第5章 「図解」は、メッセージを明快に伝えるための道具
01 「図解」は、メッセージを明快に伝えるための道具
02 図解は「センス」ではなく「技術」。ならば、誰でも習得できる!
03 図解(チャート)のタイプはたったの5つ
04 シンプル理解で、すぐ体得! 図解を描く3つのステップ
05 図解を描くステップ①~② 「分ける」「選ぶ」
06 図解を描くステップ③ 「関連づける」 =基本パーツ作成編=
07 図解を描くステップ④ 「関連づける」 =構図活用編=
08 PowerPointスピード操作:文字データを即チャート化する超便利な操作法
09 メッセージを効果的に伝える! 図解ポジションと構想ポイント
10 伝えたいポイントを瞬時にフォーカス! ビジュアル訴求の演出ワザ
11 プレゼン資料に活かせる!「グラフ」の効果的な見せ方
第6章 視覚ノイズを減らせ! センスのよい効果的な色活用術
01 資料全体の基本となる色を決める
02 第二、第三の基本色を決める
03 『迷いがなくなる「区分け」の色の選び方
04 逆効果にならない「強調(アクセント)」の色の選び方
05 色を使い過ぎず目移りさせない配色のコツ
06 「コントラスト」を調節して見た目のメリハリを演出する
07 PowerPointスピード操作:デフォルトのカラーパレットを活用する
08 PowerPointスピード操作:オリジナルのカラーパレットを作成する
09 最終点検!フォント(文字)の配色テクニック
10 PowerPointスピード操作:初級者の必修科目! 自分流のパワポ環境を整える
第7章 発表の準備(シナリオと仕掛け)
01 プレゼン本番前後を含めたアジェンダを作っておく
02 時間内に収めてスゴイと思われるのがプロのビジネスパーソン
03 本番までキーパーソンがわからないときは?
04 テーブルプレゼン時の着座のベストポジションは?
05 資料を配布する際の工夫とあえて資料を使わないプレゼン
06 資料に書いてないことをその場で効果的に織り込むには?
07 資料以外のツールを活用して相手をひきつける
08 プレゼンは最初が肝心。「アイスブレーク」「つかみ」を準備する
09 本番の失敗は事前に解決! リハーサルの勧め
10 ぶつけ本番対処法
第8章 テーブル上の身ぶり・手ぶりはこうする
01 姿勢と表情はどうする? 相手はこちらを見ていませんが…
02 「つなぎ言葉」で聴き手の負担を減らす
03 聞き手の視線誘導が理解促進のカギ
04 テーブルプレゼンでの聴き手へのアイコンタクトはどうする?
05 聴き手の反応に柔軟に対応する
06 テーブルプレゼンならジェスチャーは不要か?
第9章 テーブル上で相手をひきつける話し方
01 適切な声の大きさとは
02 言葉が聞き取りにくい ~滑舌をよくする方法~
03 話の強弱、抑揚、間で相手を引きつける
04 声の高低と「伝達性」「信頼性」の関係
05 話のスピードは適切か
06 相手を巻き込む! 話のスピードと声の高低チェンジ
07 耳障りな表現を減らして聞きやすい話にする
08 質問話法と対話調で相手を参画させるインタラクティブプレゼンの方法
09 話の途中で質問する聴き手への対処法
10 メッセージを相手に刻みつける ありきたりだけど普遍的な方法
第10章 そのほかのプレゼン成功のポイント
01 プロジェクターを併用したテーブルプレゼンの資料準備と発表技法
02 プレゼン後の質疑応答のルール
03 相手の反応がつかめないときどうするか
04 緊張やアガリに対処する

索引

ISBN:9784822296438
出版社:日経BP
判型:B5変
ページ数:248ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ