出版社を探す

最高の企業文化を育む「少数」の法則

著:ジョン・カッツェンバック
著:ジェームズ・トーマス
著:グレッチェン・アンダーソン

紙版

内容紹介

「文化」こそ成長の原動力!

企業文化を刷新するのは困難だが、今ある文化を改善し、組織の価値を高めていくことはできる。あなたの会社の重要な「少数の要素」(クリティカル・フュー)を見つけ出し、行動を始めよう!

世界の先進企業が実践している「カルチャー・イノベーション」のノウハウを凝縮!

もし、あなたが組織のリーダーで、ビジネスを新たな方向に動かすチャンスを探しているのなら、その努力の一部を組織文化の向上に注げば成功する確率が高い。逆に、文化を無視したり敵視したりすれば、目標は達成できないだろう。……組織や企業を変革するには、そこで働く人々の行動を変える必要がある。そして従業員の行動を変えるには、彼らの感情に訴えなければならない。私たちが文化への介入を重視するのは、そのためだ。(プロローグより)

目次

日本語版前書き――最高の企業文化を育む
 はじめに/クリティカル・フューとは/日本企業にとっての企業文化とは/最後に

第1章 「文化の再構成」がなぜ重要なのか
 どの会社も文化の問題を抱えている/「クリティカル・フュー」のコンセプト

第2章 重要な少数の形質
 形質とは何か? なぜ企業文化にとって形質が重要なのか?/自社の形質を見抜く/形質から感情的コミットメントへ

第3章 重要な少数の行動
 最初に行動を変える/行動変化の影響:私たちが扱った事例/キーストーン・ハビットから組織全体の行動へ/組織全体の行動を定義する/行動の開発:ロングリスト/行動の選択:クリティカル・フュー/有言実行:象徴的行動

第4章 少数の真の非公式リーダー
 真の非公式リーダーの力/真の非公式リーダーを定義する/真の非公式リーダーのタイプ/真の非公式リーダーを見つける/真の非公式リーダーのネットワークを動かす

第5章 文化の活動を測定する
 測定の重要性/野心的で測定可能な目標/パイロット:ビジネスに行動を持ち込む/単なる結果ではなく、アプローチとしての測定
測定は感情に動かされる/文化とその計測から将来を見る

著者略歴

著:ジョン・カッツェンバック
PwCの戦略コンサルティング部門Strategy&に属するカッツェンバック・センターの創業者。組織の業績、協力、企業管理、文化の問題、社員のモチベーションの専門家として知られる。ブリガムヤング大学で学び、1954年にスタンフォード大学で経済学学士号、1959年にはハーバード大学で経営学修士号を取得し、ベーカー・スカラーを授与された。朝鮮戦争時は太平洋で海軍中尉として軍務についた。ブーズ・アンド・カンパニー(現Strategy&)、マッキンゼーなどを経て現職。著書に『コミットメント経営』(ダイヤモンド社)、 『インフォーマル組織力』(税務経理協会)、『Why Pride Matters More Than Money(プライドが金より大事な理由)』など。
著:ジェームズ・トーマス
アラブ首長国連邦のドバイを拠点とするPwC Strategy&のパートナーとして、中東のカッツェンバック・センターを指揮している。組織文化の診断から行動に基づく変化のプログラムまで、顧客プロジェクトの経験が豊かで、カッツェンバック方式の体系化と開発に貢献してきた。
著:グレッチェン・アンダーソン
カッツェンバック・センターのディレクターで、世界中の顧客と協力して、戦略と組織の業績との相互作用を追求している。オックスフォード大学セント・ヒューズ・カレッジ、バーモント州のミドルベリー大学を卒業後、スタンフォード大学で文学博士号を取得。

ISBN:9784822289867
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:253ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ