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LINEとメルカリでわかるキャッシュレス経済圏のビジネスモデル

著:安岡 孝司

紙版

内容紹介

スマホ決済から、仮想通貨ゲームまで。
「お金」でつながる新しいビジネスの仕組み・法律・リスクをすっきり解説。

LINEやメルカリのサービスを調べると、
お金がらみの新しいビジネスモデルが生まれていることがわかります。
私たちはフィンテックや仮想通貨のハードルの高さを感じることなく、
新しい形のサービスをLINEやメルカリで利用しているのです。
本書はLINEとメルカリを例に、フィンテック関連の新しいビジネスの動きを紹介します。
この動きをキャッシュレス社会やシェアリングエコノミーとの関係で考えると、
大きな流れと未来図がみえてきます。

本書は、ある町に住む家族3人の物語に沿って、
フィンテック、キャッシュレス化、仮想通貨について解説します。
お父さんは刑事ですが、重大な心配があります。
「キャッシュレス革命で、みんなが現金を持たなくなると、
ドロボーやスリは『商売上がったり』になって、
刑事の仕事もなくなるのではないか?」
果たしてキャッシュレス化で世の中はどう変わるのでしょう。

目次

PART1:LINEとキャッシュレスビジネス
スマホ送金
新しいお金ビジネスと法律
LINEペイのビジネスモデル
日本のキャッシュレス化
QRコード決済
LINEの収益構造
SNSユーザーの属性
LINEゲームとお金

PART2:メルカリとキャッシュレスビジネス
メルカリとヤフオク
メルカリの売上金とメルカリポイント
キャッシュレス社会とシェアリングエコノミー

PART3:フィンテックと資産運用ビジネス
新しい金融商品とリスク

PART4:仮想通貨ビジネス
仮想通貨ゲームとLINEの経済圏構想
仮想通貨の正体
投資対象としての仮想通貨の価値
仮想通貨の取引所ビジネス
仮想通貨の事件簿
銀行と仮想通貨の将来像

著者略歴

著:安岡 孝司
芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科教授 1985年みずほ情報総研(旧富士総合研究所)入社。金融技術開発部部長などを経て、2009年から現職。大阪大学理学部数学科卒、神戸大学大学院理学研究科修了、九州大学大学院理学研究科中退。博士(数理学)(九州大学)。著書に『企業不正の研究』(日経BP社)、『Interest Rate Modeling for Risk Management』(Bentham Science Publishers)、『債券投資のリスクとデリバティブ』(大学教育出版)、『市場リスクとデリバティブ』(朝倉書店)、『戦略的技術経営入門』(芙蓉書房出版、共著)などがある。

ISBN:9784822289621
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:216ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF