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クリーンミート

培養肉が世界を変える

著:ポール・シャピロ
著:ユヴァル・ノア・ハラリ
訳:鈴木 素子

紙版

内容紹介

クリーンミートとは――動物の細胞から人工培養でつくる食肉のこと。
成長ホルモン、農薬、大腸菌、食品添加物に汚染されておらず、一般の肉よりはるかに純粋な肉。培養技術で肉をつくれば、動物を飼育して殺すよりも、はるかに多くの資源を節減できるうえ、気候変動に与える影響もずっと少なくてすむ。そして、安全性も高い。2013年に世界初の培養ハンバーグがつくられ、その後もスタートアップが技術開発を進めている。
これはもはやSFではない。
シリコンバレー、ニューヨーク、オランダ、日本など世界の起業家たちがこのクレイジーな事業に大真面目に取り組み、先を見据えた投資家たちが資金を投入している。
フードテックの最前線に迫る!

ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)序文で推薦!
「希望にあふれる魅力的な本書で、著者は『細胞農業』と呼ばれる食品・衣料品の新たな生産方法の可能性を生き生きと描き出している」

エリック・シュミット(グーグル元CEO)絶賛!
「クリーンミートの革命をリードする科学者、起業家、活動家について学ぶには、説得力があり、前向きな本書を読むといい」

目次

序文   ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)
第1章 培養肉をつくる
第2章 科学の進歩で動物を救う
第3章 グーグル創業者からの支援を武器にする
第4章 培養レザーで先陣を切る
第5章 クリーンミート、アメリカ上陸
第6章 プロジェクト・ジェイク
第7章 食品(と物議)を醸す
第8章 未来を味わう

謝辞
訳者あとがき

著者略歴

著:ポール・シャピロ
動物の体外で育った本物の肉を食べた人の数が、まだ宇宙へ行った人よりも少なかったころ、初めてクリーンミートを口にした。クリーンミートを食べた最初の人類に数えられると同時に、TEDxの講演者にして、動物愛護の組織「Compassion Over Killing」の設立者。また、最近「動物愛護の殿堂」入りを果たした。日刊紙から学術雑誌に至るまでさまざまな媒体で、動物に関する記事を多数発表している。シャピロの詳しい業績と本人への連絡はウェブサイトwww.paul-shapiro.com で。
訳:鈴木 素子
埼玉大学教養学部卒。訳書に『ノマド―漂流する高齢労働者たち』(春秋社)、『GET UP !座りっぱなしが死を招く』(KADOKAWA)、『ファストファッション―クローゼットの中の憂鬱』(春秋社)、『HYGGE バツ2 アラフィフこじらせキャリアウーマンの人生再生物語』(大和書房)など。

ISBN:9784822288617
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:368ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2020年01月
発売日:2020年01月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WNF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:VF