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More Effective Agile ~ “ソフトウェアリーダー”になるための28の道標

著:Steve McConnell
著:長沢 智治
訳:クイープ

紙版

内容紹介

開発者必読のロングセラー『Code Complete(コードコンプリート)』の著者として著名なスティーブ・マコネルの新刊が15年ぶりに登場! 本書は“More Effective Agile: A Roadmap for Software Leaders”(Construx Press、2019年)の日本語版です。企業活動やビジネスが今後ますます「ソフトウェアファースト(ソフトウェア主導)」になっていく中で、リーダーシップを発揮できる人材である「ソフトウェアリーダー」を目指すために、アジャイルから「価値を引き出す」ための実践的なプラクティスを解説します。監訳者にはアジャイル分野で著名であり、『Adaptive Code(旧名『C#実践開発手法』)』で実績のある長沢智治氏を起用しました。

目次

本書に寄せて
謝辞


Part 1 より効果的なアジャイル

第1章 はじめに
1.1 効果的なアジャイルはなぜ重要か
1.2 本書の対象読者
1.3 他のアジャイル本との違い
1.4 本書の構成
1.5 あなたの意見をお聞かせください

第2章 アジャイルの本当の違いは何か
2.1 アジャイルの恩恵の源は何か
2.2 アジャイルの境界
2.3 推奨リーダーシップアクション
2.4 参考文献

第3章 複雑さと不確実さという課題に対処する
3.1 Cynefin
3.2 複雑系のプロジェクトを成功させる:OODA
3.3 基本原則:検査と適応
3.4 推奨リーダーシップアクション
3.5 参考文献


Part 2 より効果的なチーム

第4章 より効果的なアジャイルの始まり:スクラム
4.1 基本原則:スクラムから始める
4.2 スクラムとは何か
4.3 スクラムの基本
4.4 スクラムロール
4.5 スクラムの一般的な失敗モード
4.6 スクラムの失敗モードの共通点
4.7 スクラムの成功要因
4.8 成功するスプリント
4.9 一般的なスプリントの時間配分
4.10 スクラムへの移行の問題
4.11 スクラムのスコアカード
4.12 スクラムでの検査と適応:デイリースクラム
4.13 その他の検討課題
4.14 推奨リーダーシップアクション
4.15 参考文献

第5章 より効果的なアジャイル:チーム構造
5.1 基本原則:機能横断的チームの結成
5.2 テスト技術者の組織化
5.3 基本原則:テスト技術者を開発チームに統合する
5.4 プロダクションサポートの組織化
5.5 ブラックボックスとしてのアジャイルチーム
5.6 組織はアジャイルのチームづくりに前向きか
5.7 その他の検討課題
5.8 推奨リーダーシップアクション
5.9 参考文献

第6章 より効果的なアジャイル:チーム文化
6.1 基本原則:自律、熟達、目的によるチームの動機付け
6.2 基本原則:成長マインドセットを培う
6.3 基本原則:ビジネスフォーカスを培う
6.4 その他の検討課題
6.5 推奨リーダーシップアクション
6.6 参考文献

第7章 より効果的なアジャイル:分散チーム
7.1 基本原則:よりタイトなフィードバックループ
7.2 分散アジャイルチームの成功を目指して
7.3 基本原則:人ではなく仕組みを修正する
7.4 その他の検討課題
7.5 推奨リーダーシップアクション
7.6 参考文献

第8章 より効果的なアジャイル:個人および対話
8.1 個人重視のポテンシャル
8.2 基本原則:個人のキャパシティを向上させることでチームのキャパシティを向上させる
8.3 より効果的な対話(チーム)
8.4 推奨リーダーシップアクション
8.5 参考文献


Part 3 より効果的な作業

第9章 より効果的なアジャイル:プロジェクト
9.1 基本原則:プロジェクトを小さく保つ
9.2 基本原則:スプリントを短く保つ
9.3 ベロシティベースのプランニング
9.4 基本原則:バーティカルスライスでのデリバリー
9.5 基本原則:技術的負債を管理する
9.6 バーンアウトを回避する作業構造
9.7 その他の検討課題
9.8 推奨リーダーシップアクション
9.9 参考文献

第10章 より効果的なアジャイル:大規模なプロジェクト
10.1 大規模なプロジェクトにおけるアジャイルの本当の違いとは
10.2 大規模なプロジェクトにおけるアジャイルの重点
10.3 ブルックスの法則
10.4 コンウェイの法則
10.5 基本原則:アーキテクチャを通じて大規模なアジャイルプロジェクトをサポートする
10.6 大規模なプロジェクトではコラボレーションの種類が変化する
10.7 大規模なプロジェクトでの協調性の課題
10.8 大規模なアジャイルプロジェクトのスコアカード
10.9 スクラムから始める
10.10 その他の検討課題
10.11 推奨リーダーシップアクション
10.12 参考文献

第11章 より効果的なアジャイル:品質
11.1 基本原則:欠陥検出のギャップを最小化する
11.2 基本原則:完成の定義を作成し、使用する
11.3 基本原則:リリース可能な品質水準を維持する
11.4 手戻りを減らす
11.5 その他の検討課題
11.6 推奨リーダーシップアクション
11.7 参考文献

第12章 より効果的なアジャイル:テスト
12.1 基本原則:開発チームが作成した自動テストを使用する
12.2 効果的なアジャイルテストに対するその他の秘訣
12.3 その他の検討課題
12.4 推奨リーダーシップアクション
12.5 参考文献

第13章 より効果的なアジャイル:要求の作成
13.1 アジャイル要求のライフサイクル
13.2 アジャイル要求では何が異なるのか
13.3 Cynefinと要求作業
13.4 アジャイル要求:ストーリー
13.5 アジャイル要求のコンテナ:プロダクトバックログ
13.6 プロダクトバックログに要求を追加する方法
13.7 基本原則:プロダクトバックログのリファインメント
13.8 基本原則:準備完了の定義を作成し、使用する
13.9 その他の検討課題
13.10 推奨リーダーシップアクション
13.11 参考文献

第14章 より効果的なアジャイル:要求の優先順位付け
14.1 プロダクトオーナー
14.2 Tシャツのサイズ分け
14.3 ストーリーマッピング
14.4 その他の検討課題
14.5 推奨リーダーシップアクション
14.6 参考文献

第15章 より効果的なアジャイル:デリバリー
15.1 基本原則:繰り返し行う作業を自動化する
15.2 継続的インテグレーションと継続的デリバリーを支援するプラクティス
15.3 継続的インテグレーションと継続的デリバリーの利点
15.4 その他の検討課題
15.5 推奨リーダーシップアクション
15.6 参考文献


Part 4 より効果的な組織

第16章 より効果的なアジャイル:リーダーシップ
16.1 基本原則:細部ではなく成果を管理する
16.2 基本原則:「司令官の意図」を使って目的を明確に表現する
16.3 基本原則:活動ではなくスループットに焦点を合わせる
16.4 基本原則:鍵となるアジャイルな振る舞いをモデル化する
16.5 推奨リーダーシップアクション
16.6 参考文献

第17章 より効果的なアジャイル:組織文化
17.1 基本原則:間違いを許す
17.2 心理的安全性
17.3 基本原則:チームキャパシティの計測に基づいたプランニング
17.4 プラクティスコミュニティを確立する
17.5 より効果的なアジャイルを支援する上での組織の役割
17.6 推奨リーダーシップアクション
17.7 参考文献

第18章 より効果的なアジャイル:計測
18.1 作業の量を計測する
18.2 作業の品質を計測する
18.3 計測全般に関する検討課題
18.4 その他の検討課題
18.5 推奨リーダーシップアクション
18.6 参考文献

第19章 より効果的なアジャイル:プロセス改善
19.1 スクラム:プロセス改善のベースライン
19.2 生産性を向上させる
19.3 原理原則に従って仕掛かり作業をマッピングし、監視する
19.4 アジャイルのレトロスペクティブ
19.5 計測ごっこに注意
19.6 検査と適応
19.7 その他の検討課題
19.8 推奨リーダーシップアクション
19.9 参考文献

第20章 より効果的なアジャイル:予測可能性
20.1 リリースサイクルの違いによる予測可能性
20.2 予測可能性の種類
20.3 コストとスケジュールの厳密な予測可能性
20.4 フィーチャーセットの厳密な予測可能性
20.5 予測可能性に対するより大まかなアプローチ
20.6 予測可能性と柔軟性
20.7 その他の検討課題
20.8 推奨リーダーシップアクション
20.9 参考文献

第21章 より効果的なアジャイル:規制産業
21.1 アジャイルは規制産業での作業をどのように支援するか
21.2 スクラムは規制産業での作業をどのように支援するか
21.3 規制環境のアジャイルの境界
21.4 その他の検討課題
21.5 推奨リーダーシップアクション
21.6 参考文献

第22章 より効果的なアジャイル:ポートフォリオマネジメント
22.1 WSJF
22.2 その他の検討課題
22.3 推奨リーダーシップアクション
22.4 参考文献

第23章 より効果的なアジャイル:導入
23.1 変革の大まかなアプローチ
23.2 ドミノ変革モデル
23.3 組織全体に改革を行き渡らせる
23.4 続:上空40,000フィートから見たロールアウト
23.5 検査と適応
23.6 推奨リーダーシップアクション
23.7 参考文献


Part 5 おわりに

細工は流々、仕上げを御覧じろ
28の基本原則のまとめ

監訳者あとがき
参考文献

著者略歴

著:Steve McConnell
開発者のバイブル『Code Complete』(第2版の訳書は日経BP、2004年)の著者。他の主な著作に『ソフトウェア開発プロフェッショナル』(日経BP、2005年)、『ソフトウェア見積り』(日経BP、2006年)などがある。

ISBN:9784822286583
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:320ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB