出版社を探す

SEは死滅する

もっと極言暴論編

著:木村 岳史

紙版

内容紹介

『「SIガラパゴス」「ITムラ社会」「IT部門の『終活』」・・・

IT専門誌の元編集長が、

ユーザー企業のIT部門やIT業界の不条理やおかしさを斬る!』



 ハイテク産業のイメージと裏腹に、日本のIT業界は不条理の巣窟だ。

SIと呼ぶビジネスを世界に類を見ないほど発達させたが、

これは人海戦術でシステム開発を請け負う御用聞き商売。

SIerを頂点に多重下請け構造の下で仕事をこなす。

知識集約に程遠い典型的な労働集約型ビジネスだ。



 著者が「SIガラパゴス」と呼ぶ特異な業態の発達は、顧客である企業のIT部門の惨状と対をなす。

多くのIT部門は「組織の劣化→外注化→組織のさらなる劣化」という悪循環に陥った。

そんな状況の中、「SE」と呼ばれる技術者は今日も“デスマーチ”を歩む。



 IT専門誌「日経コンピュータ」の編集長として日本のITを見つめてきた著者が、

この不条理な世界を一刀両断。技術者の未来を示す。



※本書は、電子書籍「SEは死滅する」を基に加筆・再構成した書籍です。

目次

【イントロダクション】

【第1章】 開発を忘れたIT部門の悲喜劇

【第2章】 ガラパゴス化する日本のIT業界

【第3章】 顧客とITベンダーの不条理な関係

【第4章】 技術者のキャリアの危機と可能性

ISBN:9784822279806
出版社:日経BP
判型:A5
ページ数:296ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB