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経営者の手取り収入を3倍にする不動産戦略

著:沖 有人

紙版

内容紹介

不動産を使って経営課題を次々と解決!

「土地神話」が崩壊した今こそ積極的に活用する

あなたは、「土地は大切な資産だから」と後生大事に抱え込んでいませんか?
少子高齢化で土地の価格が大幅に下がっていくことは間違いありません。50年後には、ほとんど値段が付かない土地も出てきます。もはや不動産は、持っているだけでは、税金と維持費がかかるリスク要因にしかならないのです。
その一方で、不動産が持っている固有の特徴を上手に生かせば、決算、税務、事業承継など様々な面で企業経営に大きなメリットを生み出すことができます。

本書は、数多くの経営者や資産家の不動産戦略を指導してきた実績があり、不動産ビッグデータ活用の第一人者でもある著者が、これからの長期的な不動産のトレンドを基に、“経営者が知って得する”不動産による問題解決の話をやさしく解説します。
土地を公正に、高く売る方法をはじめ、海外不動産を用いた多額の減価償却の使い方、タワーマンション節税、相続税評価の下げ方、役員報酬の上げ方、そして手取り収入を増やすタックスマネジメントまで。不動産に関する意思決定のほとんどを、この1冊に沿って決めることができるようにしました。
さあ、あとはどこまでやるかを決めるだけです。

【主な内容】
■ 知っておくべき3つのメガトレンド
■ 経営者が解決できる7つの課題
■ 不動産固有の解決手段4つのメリット
■ 会社の経常利益を調整する
■ 固定資産の処分を真剣に考える
■ 流動資産で利益を上げる
■ 役員報酬を2倍にする
■ 事業承継・相続に不動産を活用する

目次

第1章 知っておくべき3つのメガトレンド

メガトレンド 1 土地価格は長期的に大幅に下がる
地方の地価がすべて下落するわけではない
まちなかに人口が集まり、地価も上がった富山市
地価が上がる理由は3つしかない
東京23区のうち、半分は人口が自然減少している
メガトレンド 2 不動産は収益性で価値が決まる
利回りのいい物件は値上がりし、悪い物件は値下がりする
売却益が期待できるマンションは利回りが低い
メガトレンド 3 法人税以外は増税される
法人税は今後も引き下げ傾向
法人は税金を先送りしたほうが有利
【第1章のまとめ】

第2章 経営者が解決できる7つの課題
1 「経常利益」を調整する
2 利益を生まない「固定資産」は処分する
3 安定収益を生む「流動資産」を確保する
4 経営者の「退職金」を増やす
5 預金滞留している「内部留保」を有効に使う
6 低めに設定している「役員報酬」を増やす
7 事業承継には高すぎる「自社株評価」を下げる
【第2章のまとめ】

第3章 不動産固有の解決手段4つのメリット
1 レバレッジ効果がある
2 多額の減価償却ができる
3 相続税の評価を下げることができる
4 資金効率のいい利回り収益が得られる
安全に行うための税務・法務を充実させる
【第3章のまとめ】

第4章 会社の経常利益を調整する
自宅を役員社宅にする
オフィスの賃料は減額交渉ができる
オフィスの賃料の今後の予想
フリーアドレス制でオフィスを「縮小移転」する
建て替えブームにおける定期借家の活用
土地は借りるが得?
固定資産税は下がる可能性がある
減価償却資産を活用する
【第4章のまとめ】

第5章 固定資産の処分を真剣に考える
残す資産を決める方法
土地を売るのは容易ではない
相続用に開発された不動産の売り方
この売り方の限界は土地の大きさ
相続空き家の売却駆け込みが始まる?
2018年までに売らなければいけない理由
業績がいいときに含み損を処理する
再開発話には原則乗る
【第5章のまとめ】

第6章 流動資産で利益を上げる
新規取得は売却を前提にする
マンションの価格変動を先読みする
情報格差を利用する「不動産アービトラージ」
【第6章のまとめ】

第7章 役員報酬を2倍にする
手厚い支援がある「自宅投資」
手取り年収を2倍、3倍にする減価償却資産投資
4年償却の不動産はどこに購入するか?
金持ち投資家と貧乏投資家の購入物件の違い
内部留保を貸付金として使う
【第7章のまとめ】

第8章 事業承継・相続に不動産を活用する
事業承継税が緩和
資産保有会社は無税で移転可能
会社分割によるリスク分散
一般社団法人を活用する
【第8章のまとめ】

ISBN:9784822279677
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:181ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2016年01月
発売日:2016年01月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN