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トヨタ流の教科書【TMS編】確実に成果を生むホワイトカラーの職場活性化活動の秘策

著:高木 徹

紙版

内容紹介

「トヨタ流」がうまく機能していることは周知の事実だ。職場を活性化し、仕事を“カイゼン”している。その結果トヨタ自動車の生産性は高く、利益は大きい。それだけに外部からは「トヨタの生産現場だからできたことだ」「簡単には真似できない」と思われがちである。本書はトヨタ以外の会社が、しかも生産現場でないホワイトカラーの職場が、どうすればトヨタに近づくことができるかを説いた教科書である。

著者の高木徹氏は豊田マネージメント研究所という会社で、ホワイトカラーにTMS(トータル・マネジメント・システム:Total Management System)を教える「改善塾」を運営している。「人づくりに投資しても効果が分からない」「改善なんかしている時間はない」「一瞬はいいけど、すぐに戻ってしまう」といった悩みを抱えているホワイトカラーの職場で役立つ改善リーダーを育成している。

その経験を生かしてTMSを解説する。中でもTMSの重要な要素である「職場活性化活動」には特に力を入れた。トヨタ流の中で「見える化」の果たす役割にも触れる。さらに、メーカーだけでなく、エステティックサロンまでを含む幅広い導入事例を紹介する。

目次

【第1章】TMSというやり方
1-1 TMSのマネジメントの強み
1-2 TMSの原理
1-3 職場づくりをどうするか
1-4 職場づくりとリーダーシップ
1-5 価値の創造
1-6 改善のマインド
1-7 整理・整頓・清掃・清潔・躾
1-8 なぜなぜを繰り返す
1-9 統計的なモノの見方
1-10 自工程完結で仕事の品質を上げる
1-11 利益を創造するために
1-12 仕事のやり方を変える

【第2章】職場活性化活動で統制型から自律型へ
2-1 職場活性化活動とは?
2-2 核となる考え方
2-3 職場活性化活動は職場を元気にする
2-4 職場活性化活動が目指す人財像
2-5 自律型人財へのキャリアプランニング
2-6 職場活性化活動の評価
2-7 生産性を向上し、利益を創造する
2-8 職場活性化活動の導入と成長
2-9 職場活性化活動を実践する
2-10 ポジション別職場活性化活動、一般社員
2-11 ポジション別職場活性化活動、中堅・幹部社員
2-12 ポジション別職場活性化活動、経営者

【第3章】見える化で、異常を管理
3-1 活動の見える化
3-2 方針の展開
3-3 日常管理
3-4 仕事の見える化

【第4章】TMSの導入事例
4-1 富士通の事例1
4-2 富士通の事例2
4-3 エムティーアイの事例
4-4 オージス総研の事例
4-5 エルフィンクリエイティブの事例

【第5章】改善という道に踏み入る
5-1 ソフトウエア開発会社による本気の改善
5-2 TPSの本質を学んだトヨタ出向の1年間
5-3 自ら考える企業文化の中で人財が育つ

【第6章】共通の価値観を醸成して人を育てる

【第7章】トヨタ生産方式の原理を追究する
7-1 エーリッヒ・フロムの「愛するということ」から学ぶ
7-2 脳科学に基づいたTMS流人づくり
7-3 中国の古典と日本文化の関係

ISBN:9784822276386
出版社:日経BP
判型:A4変
ページ数:144ページ
定価:30000円(本体)
発行年月日:2014年12月
発売日:2014年12月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN