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日経DIクイズ 皮膚疾患篇

監:大谷 道輝

紙版

内容紹介

好評既刊「日経DIクイズ」シリーズから皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、白癬など)のクイズを厳選し、最新の疾患解説と共に収録。

“疾病の基礎知識を学びながら、日経DIクイズを解く”というコンセプトで、新たに書籍化した新シリーズ「日経DIクイズ疾患篇」。循環器疾患、精神・神経疾患に続き、第3弾として「皮膚疾患篇」を書籍化しました。アトピー性皮膚炎、乾皮症・皮脂欠乏症、乾癬、褥瘡、蕁麻疹、ざ瘡(にきび)、帯状疱疹、白癬(水虫)など、代表的な疾患の病態生理と治療指針の「基本」を学びつつ、その服薬指導のコツについてクイズ形式で理解を深めます。
大谷道輝氏の監修の下、過去に出題した日経DIクイズから、皮膚疾患に関するクイズを厳選。ガイドラインの改訂や現在の標準治療、薬剤の適応追加、後発医薬品の情報など、現状に則してアップデートしています。
現場で働く薬局薬剤師にとって、患者指導のための基礎学習から知識のレベルアップまで、無理なく学べる一冊です。

●皮膚疾患の基礎知識と処方の実際:アトピー性皮膚炎、乾皮症、皮脂欠乏性湿疹、尋常性ざ瘡、足白癬、爪白癬、蕁麻疹、帯状疱疹、乾癬、褥瘡
●日経DIクイズ:皮膚疾患に関する問題を厳選、41題
●特別収録:大谷道輝のワンポイントレッスン
●索引(疾患名、薬剤名)

目次

■皮膚疾患の基礎知識と処方の実際
・アトピー性皮膚炎
 鎌田 昌洋 帝京大学医学部皮膚科学講座講師
・乾皮症、皮脂欠乏性湿疹
 五十嵐 敦之 NTT東日本関東病院(東京都品川区)皮膚科部長
・尋常性ざ瘡
 乃木田 俊辰 新宿南口皮膚科(東京都新宿区)院長
・足白癬、爪白癬
 常深 祐一郎 東京女子医科大学皮膚科准教授
・蕁麻疹
 原田 晋 はらだ皮膚科クリニック(兵庫県西宮市)院長
・帯状疱疹
 渡辺 大輔 愛知医科大学皮膚科学講座教授
・乾癬
 馬渕 智生 東海大学医学部専門診療学系皮膚科学教授
・褥瘡
 磯貝 善蔵 国立長寿医療研究センター皮膚科医長

■日経DIクイズ
Q-01 ステロイド外用薬の使用量の目安
Q-02 アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法とは
Q-03 ステロイド外用薬と保湿剤を塗る順番
Q-04 プロトピックの刺激感を減らす方法
Q-05 プロトピックの発癌性をどう説明するか
Q-06 保湿剤は入浴後、いつ塗るか
Q-07 点眼薬変更後に起きた眼周囲のかぶれ
Q-08 口角炎治療の外用薬で発生した口元のかぶれ
Q-09 光線過敏症を起こしやすい外用薬とは
Q-10 ディフェリンとダラシンTのどちらを先に塗るか
Q-11 ディフェリン単剤と配合剤の違い
Q-12 爪白癬に処方されたクレナフィン
Q-13 爪白癬外用薬の塗布量は
Q-14 外用抗真菌薬の剤形の使い分け
Q-15 OTC水虫薬販売時の注意点
Q-16 オイラックスでかぶれた患者に薦めるべきOTC水虫薬
Q-17 アレルギーではない蕁麻疹に抗アレルギー薬?
Q-18 蕁麻疹患者にH2ブロッカーが処方された理由
Q-19 他人にうつさないかと心配する帯状疱疹患者
Q-20 バルトレックスがファムビルに変更された患者
Q-21 アメナリーフ服用時の注意点
Q-22 帯状疱疹後神経痛に処方された痛み止め
Q-23 乾癬治療のピラミッド計画とは
Q-24 水虫と勘違いした尋常性乾癬患者
Q-25 乾癬治療薬オテズラの使用上の注意点
Q-26 コムクロシャンプーの使い方
Q-27 褥瘡のタイプによる外用薬の使い分け
Q-28 フィブラストスプレーの使い方
Q-29 顔のしみを消失させる薬剤とは
Q-30 OTCの肝斑治療薬で注意すべき併用薬
Q-31 薬が苦手なとびひの幼児
Q-32 とびひに抗菌薬が3日分しか出ない理由
Q-33 イベルメクチンの服用が必要となった疥癬患者
Q-34 抗癌剤による手足症候群の予防方法
Q-35 経口脱毛症治療薬の効果はいつ分かるか
Q-36 いぼにヨクイニンが処方された患者
Q-37 ベセルナクリームによるかぶれへの対応
Q-38 ネコに手をかまれた患者
Q-39 軟膏剤とクリーム剤の使い分け
Q-40 冷蔵庫で保管してはいけない外用薬
Q-41 プロペト誤飲時の対処法

※番号に下線のあるクイズは本書の書き下ろしクイズです。


■特別収録 大谷道輝のワンポイントレッスン
・アトピー性皮膚炎
 小児にステロイド外用薬が処方されたら/部位ごとに必要なFTU数を指導しよう
・光線過敏症
 薬剤性の光線過敏症について情報収集を/家族や友人などからの「譲り渡し例」に要注意
・白癬(水虫)
 外用抗真菌薬はアルコールなどの添加物に注意/特にOTC薬の販売時は副作用歴の確認を
・帯状疱疹
 抗ヘルペスウイルス薬は、薬によって/「運転」と「水分補給」の説明が異なる
・肝斑
 トラネキサム酸で下痢や腹痛が生じることも/2カ月で休薬、再発後の再開でも効果あり
・疥癬
 難溶性のイベルメクチンは経管投与に注意/服用1週間後の血液生化学検査を忘れずに

■索引(疾患名、薬剤名)

ISBN:9784822256111
出版社:日経BP
判型:B5
ページ数:200ページ
定価:5300円(本体)
発行年月日:2018年08月
発売日:2018年08月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ