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インフラマネジメント最前線

Revive Infra

監:中村 裕司
著:水野 高志
編:日経コンストラクション

紙版

内容紹介

インフラ管理の戦略の戦略構築へ、指針となる1冊!
この処方箋で社会資本の老朽化問題を解決する
全国の主要事例から、ほとんど知られていない地方、海外の先進的な取り組みまでを詳細にレポート
インフラの老朽化問題を解決するマネジメントの要諦を、国内外の多様な先進事例から分析、解説。

本書では、国内外の多様な先進マネジメント事例を収録。施設管理者の規模や実情などに応じて参考となる手法を提示します。
本書に紹介した事例を通じて、インフラ管理の戦略構築を図るうえでの重要な指針が見いだせます。

【主な内容】
1 インフラ損傷の実態

2 インフラ維持管理に関する最近の政策動向
 産業競争力会議および日本再興戦略
 国土強靭化基本法
 インフラ長寿命化基本計画
 公共施設等総合管理計画
 道路における法・政令、省令・告示・定期点検基準の体系 ほか

3 インフラマネジメントの動向
 インフラのメンテナンスとマネジメントの体系
 アセットマネジメントの変遷・現状と将来展望
 経営に役立つファシリティマネジメント

4 マネジメントサイクルの実践
 メンテナンスのマネジメントサイクルの現状と展望
 ISO55001に基づく道路マネジメント(白糸ハイランドウェイ)
 ISO55001に基づく下水道マネジメント(仙台市)
 FMの一環で公共施設の売却を推進(青森県)

5 メンテナンスサイクルの実践
 メンテナンスサイクルの現状と展望
 有料道路の維持管理調達内容を段階的に拡大(奈良県道路公社)
 道路の巡回・維持・補修を3年間の一括委託(東京都府中市)
 MEを活用して点検・診断・補修工事を包括発注(岐阜県)
 道路橋梁と河川を一体にして維持管理(北海道清里町・大空町)
 道路コンセッション方式による有料道路民営化(愛知県道路公社)
 サービスプロバイダ方式による公共施設再配置(愛知県西尾市)
 初期改修費と維持管理費を飲食売上で賄う(大阪府岸和田市・五風荘)
 長期維持管理付きの橋梁架け替えプロジェクト(米国ペンシルベニア州) ほか

6 両輪並列型マネジメントの実践
 マネジメント プラス メンテナンスサイクルの現状と展望
 本格的に展開する橋梁アセットマネジメントシステム(青森県)
 民間のインセンティブを高めたASC方式(英国道路庁)

7 まとめ
 インフラマネジメントの産業化に向けて
 インフラマネジメント産業を支えるサブシステム
 座談会 インフラマネジメントの確立に向けて

目次

Chapter 1 インフラ損傷の実態

 既存のインフラ構造物に起こった事故や損傷の事例(発生または発覚の年月)
【橋梁】
  1.木曽川大橋のトラス斜材破断(2007 年6月)
  2.本荘大橋のトラス斜材破断(2007 年8月)
  3.君津新橋のアーチ鉛直材破断(2008 年10月)
  4.辺野喜橋の崩落(2009 年7月)
  5.岩黒島橋・櫃石島橋の床組部材の疲労亀裂(2009 年10月)
  6.妙高大橋のグラウト充填不足・PC 鋼線破断(2009 年12月)
  7.近江大橋のPCケーブル損傷(2010 年4月)
  8.雪沢大橋の斜材ケーブル破断(2011 年6月)
  9.原田橋の吊り橋メインケーブル一部破断(2012 年4月)
 10.米国ミネソタ州の州間高速道路35W 号トラス橋崩落(2007 年8月)
 11.サンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジのトラス橋斜材亀裂(2009 年9月)

【トンネル】
 12. 山陽新幹線・福岡トンネルの覆工コンクリート塊落下(1999 年6月)
 13. 中央自動車道・笹子トンネルの天井板崩落(2012 年12月)

【管路】
 14. 山口県萩市・国道191 号の道路陥没(2009 年6月)
 15. 堺市・配水管破損による断水・濁り水(2012 年7月)
 リスクシーンとその予兆

Chapter 2 インフラ維持管理に関する最近の政策動向

 2.1 産業競争力会議および日本再興戦略
 2.2 国土強靭化基本法
 2.3 インフラ長寿命化基本計画
 2.4 公共施設等総合管理計画
 2.5 道路における法・政令、省令・告示・定期点検基準の体系
 2.6 市町村における持続的な社会資本メンテナンス体制の確立を目指して

Chapter 3 インフラマネジメントの動向

 3.1 インフラのメンテナンスとマネジメントの体系
 3.2 アセットマネジメントの変遷・現状と将来展望
 3.3 経営に役立つファシリティマネジメント

Chapter 4 マネジメントサイクルの実践

 4.1 メンテナンスのマネジメントサイクルの現状と展望
 4.2 ISO55001に基づく道路マネジメント(白糸ハイランドウェイ)
 4.3 ISO55001に基づく下水道マネジメント(仙台市)
 4.4 FMの一環で公共施設の売却を推進(青森県)


Chapter 5 メンテナンスサイクルの実践

 5. 1 メンテナンスサイクルの現状と展望
 5. 2 有料道路の維持管理調達内容を段階的に拡大(奈良県道路公社)
 5. 3 道路の巡回・維持・補修を3年間の一括委託(東京都府中市)
 5. 4 MEを活用して点検・診断・補修工事を包括発注(岐阜県)
 5. 5 道路橋梁と河川を一体にして維持管理(北海道清里町・大空町)
 5. 6 道路コンセッション方式による有料道路民営化(愛知県道路公社)
 5. 7 サービスプロバイダ方式による公共施設再配置(愛知県西尾市)
 5. 8 初期改修費と維持管理費を飲食売上で賄う(大阪府岸和田市・五風荘)
 5. 9 長期維持管理付きの橋梁架け替えプロジェクト(米国ペンシルベニア州)
 5.10 長期の道路維持管理をコンセッション方式で(米国)
 5.11 点検と更新・補修が連動する橋梁AM(米国連邦政府&州政府)
 5.12 道路維持工事の事例と包括維持管理の適用の提案
 5.13 地方公共団体への道路・橋梁維持管理モデルの提案
 5.14 構造ヘルスモニタリング実装の提案
 5.15 座談会 メンテナンスサイクルの構築に向けて


Chapter 6 両輪並列型マネジメントの実践

 6.1 マネジメント プラス メンテナンスサイクルの現状と展望
 6.2 本格的に展開する橋梁アセットマネジメントシステム(青森県)
 6.3 民間のインセンティブを高めたASC 方式(英国道路庁)


Chapter 7 まとめ

 7.1 インフラマネジメントの産業化に向けて
 7.2 インフラマネジメント産業を支えるサブシステム
 7.3 座談会 インフラマネジメントの確立に向けて

あとがき
執筆者紹介

ISBN:9784822235154
出版社:日経BP
判型:A4変
ページ数:256ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2015年11月
発売日:2015年11月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFFD