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スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール

著:ケリー・マクゴニガル
監:泉 恵理子

紙版

内容紹介

★60万部のベストセラー『スタンフォードの自分を変える教室』の著者による、待望の最新刊!

★「やる気が出ない」「自信がない」「人からどう思われるか気になる」「変わりたいのに、変われない」
  そんなふうに、感じたことはありませんか。

 「私だけうまくいかないのは、なぜ?」――“科学的な答え”が、本書にあります

★完璧にやらない、先延ばしにする、不安を受け入れる、雑談する……
 最新の科学的データに基づく“本当の自分”を引き出す 25のレッスン

 「時間管理術」「目標設定の立て方」といったビジネススキルから、「雑談の効用」「謝り方」といったコミュニケーション術、ストレス対策まで、日本のビジネスパーソンが抱く様々な課題や悩みを25のテーマに分け、精神論や根性論ではなく、スタンフォード大学やハーバード大学など、世界有数の研究機関の調査結果に基づく科学的見地から「解決の糸口」を示す本書。
 シンプルで分かりやすい説明はもちろん、すぐに試せる具体的な思考法や行動を紹介する「実践的なレッスン」に仕上がっています。
 各レッスンの最後につけられたまとめの「ポイント」を活用すれば、読んでからすぐに、博士の提唱する「思考法」や「行動」を、あなたの生活で実践できます。

― 著者より ――――――――――――

日本の読者の皆さまへ

教師として、そして心理学者として、一番の喜びは、他の人が目標を達成するための「手助け」ができることです。「自分を変えようとする作業」は時につらいものですが、大きく報われるものであることを、私は知っています。皆さんがそうなるよう、切に願っています。

この本は、自分を変えるという「喜びに満ちた戦い」のガイドブックです。本書に含まれる25のレッスンは、目標を達成するための助けになるだけでなく、目標達成のために全力で努力するというプロセスに、満足感を与えてくれるでしょう。本書の内容のほとんどは、私が教える米スタンフォード大学の講義や、私の経験をまとめたレッスンやルールです。本書を手にすることで、皆さんの夢の実現の助けとなることを祈っています。

願うものがどんなことであれ、あなたは既にその方向に向かっています。理想がなんであろうと、あなたにはその理想に近づくための「才能」があります。皆さんはいま既に、「ベストな自分」になる道に立っているのです。

ケリー・マクゴニガル
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≪目次≫

第1章 成功を、どう引き寄せるか
第2章 人間関係を、どう築くか
第3章 やる気(モチベーション)を、どう出すか
第4章 マイナス(負)の感情・状況に、どう対処するか
第5章 ストレスを、どう力に変えるか
第6章 リーダーシップを、どう育てるか

目次

第1章 成功を、どう引き寄せるか
“当たり前のこと”ができれば、人生がうまく回りだす!

Lesson 1 スタンフォード大学の学生が「成功する理由」
ルール <「成長型マインドセット(拡張的知能観)」を持つこと> ほか
Lesson 2 時間管理術について
ルール <「生産的先延ばし」を実行すること> ほか
Lesson 3 人は見た目が9割!? 成功する服装・スタイル
ルール <服装を選ぶ時、「1つだけ」チャレンジしてみること> ほか
Lesson 4 生産性を上げるポーズ
ルール <体の姿勢を変えること> ほか

第2章 人間関係を、どう築くか
幸せや精神面での健康は、「何をしているか」ではなく、「一緒に働く人をどう感じるか」で決まる!

Lesson 5 職場の人間関係について
ルール <「何をしているか」よりも「一緒に働く人に対してどう感じるか」に焦点を当てること> ほか
Lesson 6 雑談の効用
ルール <前に話した会話を“フォロー”すること> ほか
Lesson 7 どう、謝るか
ルール <謝り方> <感謝の仕方> ほか
Lesson 8 「他人がどう思うか」気にするメリットとは?
ルール <重要な目標にはすべて、自分なりの「成功の基準」を設定する> ほか
Lesson 9 「言葉」と「行動」を一致させる
ルール <毎日「自分の価値観」を思い出す> ほか
Lesson 10 チームに貢献するコミュニケーション
ルール <チームに対する“意識的貢献”を重視すること> ほか

第3章 やる気(モチベーション)を、どう出すか
やる気とは「なくしたり、使い果たしたりする」ものではない! “考え方1つ”で、簡単に湧いてくる

Lesson 11 やる気(モチベーション)をどう高めるか
ルール <「ジョブ・クラフティング」の手法を使う> ほか
Lesson 12 新年の目標設定
ルール <「何を」ではなく、「なぜ」達成したいのかに、焦点を当てる> ほか
Lesson 13 「目標を現実にする」モチベーションを育む
ルール <「自分の目標」について、考えてみる――なぜ、変わりたいのか> ほか

第4章 マイナス(負)の感情・状況に、どう対処するか
失敗や批判を感じる「失敗反応」は、様々なトラブルの引き金に!
「大したことじゃない」と逃げず、「なぜ、気にしているのか」直視する

Lesson 14 「悪循環」を断つ
ルール <本当の気持ちを隠さず、思い出す> ほか
Lesson 15 「自信がない」と悩む人へ
ルール <成長のプロセスを振り返る> ほか
Lesson 16 妬みの感情
ルール <妬みは「欲しいものを示すサイン」だと知る> ほか
Lesson 17 陰口について
ルール <「誰かのためになる噂話」は、勇気と思いやりを持って話す> ほか
Lesson 18 「不安」を逆手に取る
ルール <不安は「成功へと導くエネルギー」である> ほか
Lesson 19 “あがり症”を克服する方法
ルール <「他の講演者に自信を与える観衆」になれるよう心がける> ほか
Lesson 20 「中毒・依存」から抜け出すには
ルール <「45分単位」で作業し、「15分」は楽しいことをする> ほか

第5章 ストレスを、どう力に変えるか
マイクロソフトのビル・ゲイツ夫妻、Facebookのザッカーバーグ――。
カリスマ経営者たちも、ストレスを武器に逆境から成長してきた!

Lesson 21 ストレスとうまくつき合う
ルール <「セルフケア」をする> ほか
Lesson 22 ストレスを武器に変え、成長する方法
ルール <自分の経験を「書く」こと> ほか

第6章 リーダーシップを、どう育てるか
リーダーシップにも、「意思の力」が関係する!?
「上から目線」と「優しさ」、どちらが正しいか

Lesson 23 リーダーシップの身につけ方
ルール <毎日1つ、「最高!」と思うことを続ける> ほか
Lesson 24 不正行為をしないために
ルール <昇進・出世したら、「共感力が下がる」と知る> ほか
Lesson 25 フィードバック(評価)の伝え方
ルール <結論を出さずに、フィードバックを締めくくる> ほか

著者略歴

著:ケリー・マクゴニガル
ケリー・マクゴニガルKelly McGonigal, Ph.D.米スタンフォード大学の心理学者。専門は健康心理学。ボストン大学で心理学とマスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号(心理学)を取得。心理学、神経科学、医学の最新研究を応用し、個人の健康や幸福、成功、人間関係の改善に役立つ実践的な方法を提供する講義は人気を博し、スタンフォード大学で最も優秀な教職員に送られる「ウォルター・J・ゴアズ賞」をはじめ数々の賞を受賞。「フォーブス」の「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれる。心身相関を重視する立場から、グループフィットネスやヨガの指導も行っている。TEDプレゼンテーション「ストレスと友達になる方法」は1100万超えの再生回数を記録し、“プレゼンの名手”としても知られる。大学で講義するかたわら講演や執筆活動も精力的に行い、2012年に日本で発行された著書『スタンフォードの自分を変える教室』が60万部を超すベストセラーとなり、ビジネス書の年間ベストセラー1位(2013年、日販・トーハン調べ)に選ばれた。

ISBN:9784822230968
出版社:日経BP
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX