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子どもを権利主体に育てる

石橋勝治の教育実践をもとに

著:植田 一夫

紙版

内容紹介

日本標準の創業者である石橋勝治は教育実践家であった。小学校教師時代に民主教育を実践した著者が実践者の視点から,石橋勝治の戦前戦後の教育実践を掘り下げて、自治の指導を徹底して行っていた石橋勝治の実践の中に見える「子どもを権利主体に育てる」という視点を浮かび上がらせ、それが現代の「主権者教育」に深く繋がることを示しながら、石橋実践の本質を語った ものである。

目次

序章: 今日に生きる石橋実践
1章: 実践のはじまり 子どもとの共同の構築 -岩手時代-
① 石橋の生い立ちと実践の背景にあるもの
② 子どもの要求に根ざした教育実践への発展
2章: 挫折と再生 -東京時代-
① 時局用語で語る時代
② 生産教育全開時代
3章: 子どもを対等な学習者に育てる授業論
① 戦前の授業実践に込められたもの
② 戦後初の「社会科」実践
③ 子どもを対等な学習者に育てる授業論
4章: 全校自治活動の発展
① 全校自治を発展させたもの
② 学校生活問題を解決する共同
③ 全校自治会の先進性と課題
5章: 子どもを権利主体に育てる指導の内実
① 石橋実践の本質
② 子どもの権利条約が求める指導
③ 子どもを権利主体に育てる自治の指導の内実

著者略歴

著:植田 一夫
大阪青山大学特任准教授・大阪教育大学非常勤講師

ISBN:9784820807094
出版社:日本標準
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2021年05月
発売日:2021年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB