オンデマンド・ラーニング
著:Tim Slade
訳:足立 美穂
内容紹介
退屈なeラーニング・動画学習を効果的な学びに変える!
〜受賞歴多数! 世界15万人の学習者を魅了した
非同期型学習(オンデマンド・ラーニング)のグローバル・スタンダード〜
ブレンディッド・ラーニング、EdTechの可能性を最大限に引き出す
学習コンテンツのつくり方
魅力的な学習コンテンツに欠かせない
インストラクショナルデザイン
+
コンテンツデザイン
+
インタラクション(双方向機能)
+
ビジュアルデザイン を網羅!
【こんな方にお勧め】
□動画を利用しているけれど、いまいち評判がよくない
□研修や授業の一部にオンデマンドのコンテンツを利用したいけれど、
何から手をつけたらいいかわからない
□オンデマンド(非同期)のコンテンツをつくってみたけれど、
もっと工夫できそうな気がする
□いきなり担当になったけれど、一体何をすればいいのかよくわからない
□もっと良質なオンデマンド教材をつくりたい
これまでの対面学習が制限される中で、
「オンライン授業」「オンライン研修」とともにニーズが高まっているのが、
「オンデマンド型(非同期型)の学習」です。
ラーニング・テクノロジーの進化の影響も受け、
オンライン授業・オンライン研修をはじめとする同期型の学習と、
非同期型のオンデマンド・ラーニングを組み合わせて
「ブレンディッド・ラーニング」
の流れは、もはや避けられないものです。
とはいえ、テクノロジーの進化が、
「効果的な学習」に直結するとは限りません。
むしろ、テクノロジーが進化するからこそ、
学習コンテンツの「質」が求められるようになるのです。
オンデマンド・ラーニングには、
動画学習、eラーニングなどさまざまな形態があります。
本書では、特に、双方向型のeラーニングを中心に
非同期型(オンデマンド)学習に特化した
・インストラクショナルデザイン
・コンテンツデザイン
・インタラクション(双方向機能)
・ビジュアルデザイン
を解説します。
本書を読むことで、特別なスキル、環境がなくても、
すぐにコンテンツづくりに着手できるようになるでしょう。
目次
Chapter1 なぜほとんどのeラーニングが失敗し、最悪なのか
・大人を対象とした学習として設計されていない
・eラーニングが、適切な解決策ではない
・行動に重点を置いていない
Chapter2 オンデマンド・ラーニングとは何か?
・eラーニングとは何か
・eラーニングの種類
・オンデマンド・ラーニングのメリット
・オンデマンド・ラーニングの設計・開発のプロセス
・設計・開発モデルーー「ADDIE」vs「SAM」
Chapter3 人の学習はどのように進むのか?
・学習はどのように行われるのか?
・マルコム・ノウルズの成人学習理論
・「大人の学習者」と「子どもの学習者」
・M・デヴィッド・メリルのインストラクショナルデザインの原理
Chapter4 プロジェクトを計画する
・その問題はトレーニングで解決するのか?
・ニーズを分析する
・「適切な解決策」を明らかにする
・「キックオフミーティング」を実施する
・期待をマネジメントし、調整する
・「プロジェクト計画」を作成する
・プロジェクトの「タイムライン」を作成する
Chapter5 学習をデザイン(設計)する
・デザイン(設計)とは?
・学習コンテンツを収集する
・学習目標を定義する
・学習の「仕様」を決定する
・「設計ドキュメント」を作成する
Chapter6 「ストーリーボード」を作成する
・「ストーリーボード」を作成することから始めよう
・「コース概要」を作成する
・「ストーリーボード」の形式を選択する
・「ストーリーボード」を作成する
・「ストーリーボード」のレビューと編集
Chapter7 コースを開発する
・「オーサリングツール」を選択する
・「プロトタイプ」を作成する
・「プロトタイプ」のフォーマットを提供する
・レビュー、改訂をくり返す
Chapter8 インタラクションの導入
・インタラクションのメリット
・インタラクションをデザインする際に考慮すること
・インタラクションの種類
Chapter9 学習の定着度を高める
・学習はどのように行われるのか?
・ジョン・スウェラーの認知負荷理論
・「認知的負荷」を減らすには?
・コンテンツをより小さな「一口サイズ」に分割する
・視覚的に魅力的なスライドをデザインする
・わかりやすく伝える
・直感的なユーザーインターフェイスを設計する
Chapter10 コースのローンチと評価
・品質チェックを実施する
・ユーザーによる受け入れテスト
・コースの提供方法を決定する
・コースの有効性を評価する
・ドナルド・カークパトリック
・学習者の「反応」を評価する
・学習者の「習得」を評価する
・学習者の「行動」を評価する
・学習者の「結果」を評価する
・プロジェクトのレビューを実施する
巻末資料:シーン別 本書の活用法
1.研修・授業の事前教材としてオンデマンド・ラーニングを活用したい
2.研修・授業の一部をオンデマンド・ラーニングに置き換えたい
3.オンデマンド・ラーニングへの協力を求められた
4.組織のオンデマンド・ラーニングを構築することになった
5.担当者になったが、LMSについて混乱することが多い
ISBN:9784820729228
。出版社:日本能率協会マネジメントセンター
。判型:A4変
。ページ数:256ページ
。定価:3200円(本体)
。発行年月日:2021年06月
。発売日:2021年06月23日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN。