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ルミネは、なぜ選ばれるのか?

著:川島 蓉子

紙版

内容紹介

下降線を辿る商業施設は数多い中、注目を集め続けているのが、「ルミネ」。
右肩上がりの成長を続け、現在も前年比アップの業績を記録しています。

特徴的なのは、20代後半~30代の女性から絶大なる支持を得ていること。

実際に、新宿駅南口にある「ルミネ新宿」(ルミネ1・ルミネ2)は、おしゃれな女性たちで賑わいを見せています。
東口にある「ルミネエスト」も加えると、新宿では3店、ほかにも、有楽町、横浜など
「ルミネ」は、関東圏を中心に14店舗を構えています。
  
また、2016年のオープン以来、新宿新南口にできた「ニュウマン」も、ルミネが手がける新業態として、多くのお客さまからの支持を得ています。

働く女性をターゲットにしたルミネは、どうしてここまで愛され、選ばれるのでしょうか。

本書は、そんなルミネの秘密を、ふたつの側面から紐解いていきます。

まずは、クリエイターの育成や販売員の地位向上、自社ブランド化など、業界の課題に対して果敢に挑戦し続ける姿。

ルミネは、地域創生や日本のものづくりの支援といった社会課題に取り組むほか、シンガポール進出や、ライフスタイル提案のためのブランド化等、決して同じ場所に留まることなく、たゆまぬ前進を続けています。

そしてもうひとつは、ルミネで働く女性たちと彼女たちを取巻く企業文化。

ルミネのお客さまと同年代の20~30代の女性たちが、さまざまなプロジェクトに携わり、「自分事」として仕事に取り組んでいます。
  
「思いっきりやってほしい」という企業文化と、それを支える働き方のしくみからも、ルミネが支持される理由を考えていきます。

著者は、ファッション業界について顧客視点の分析を続けてきたジャーナリストの川島蓉子氏。

数多くの現場への多数の取材を元に見えてきたことは、単なる成功ノウハウではありません。
 
「もの余りの時代」における、「これから」を考えていく1冊です。

目次

第1部 ルミネは、なぜ選ばれるのか?
  ~ルミネの今とこれから~
 第1章 業界の課題を乗り越える
 第2章 「ルミネ」の先へ
第2部 わたしたちのルミネ。
  ~「わたし」らしく働く ルミネで働く女性たち~
 第3章 挑戦し続ける
 第4章 女性が働くということ

著者略歴

著:川島 蓉子
新潟生まれ。早稲田大学商学部卒業。
ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。
ファッションという視点で消費者や市場の動向を分析している。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載をもつほか、「日経トレンディ」「繊研新聞」「ブレーン」などに定期的に寄稿。
『伊勢丹な人々』(日本経済新聞出版社)など著書多数。

ISBN:9784820719977
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN