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経済学は会話である

ポストモダン・科学哲学・レトリック

著:アリオ・クライマー
監訳:後藤 和子
監訳:中谷 武雄

紙版

内容紹介

科学哲学、レトリック、ポストモダンの視点から、経済学の意義と本質を分かり易く解き明かす。社会科学における哲学的パースペクティブの有用性を示す珠玉の一冊。

目次

・序論 会話に参加する
・第1章 経済学という学問の不思議
・第2章 経済学は会話である、あるいは、より的確には会話の束である
・第3章 学術犬になるために必要なこと、またはアカデミックな会話の文化
・第4章 いいかい、重要なのは注目なんだ
・第5章 良い科学的会話とそれに貢献するのは、真実を明らかにし、意義深く、関心をひくことである
・第6章 経済学における説得に技法――レトリックその他もろもろについて
・第7章 経済学者同士の議論がいつまでもかみ合わないのはなぜか、経済学者たちが自分たちの同時代の会話や時代を超えた会話の間での相違に対して身構える必要があるのはなぜか、彼らが古典主義、モダニズム、ポストモダニズムに通じていると得をするのはなぜか
・第8章 日常の会話は学会での会話とどのように異なるのか、そしてその理由は何か、また学会の会話はどのようにして政界での会話と衝突するのか、そしてその理由は何か
・結論 なぜ科学としての経済学はそれほどまでに奇妙ではないのか

ISBN:9784818820845
出版社:日本経済評論社
判型:4-6
ページ数:390ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2010年07月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA