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[認知症plus]

認知症plus行動・心理症状のケア

編:内田陽子

紙版

内容紹介

認知症の症状を大まかに分けると、中核症状と行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia;BPSD)の2種類があります。脳のダメージによって生じる中核症状は治りにくいのに対し、妄想や幻覚、徘徊や焦燥などの行動・心理症状は、ケアの工夫によって予防・改善することが可能です。
本書は認知症の症状のうち、この「行動・心理症状」のケアについて徹底解説。「そもそも行動・心理症状とは何か」といった基本から、行動・心理症状を予防・改善するためのさまざまなケアの工夫について、事例を通して学ぶことができます。

目次

第1章 行動・心理症状とケアの基本を理解しよう
1 行動・心理症状の定義
2 行動・心理症状の種類と特徴
3 行動・心理症状の要因
4 行動・心理症状の予測・予防
5 行動・心理症状のケアの基本
6 包括的BPSDケアシステムの活用


第2章 行動・心理症状の予防や改善に向けた支援の方法を身に着けよう
1 環境調整
2 コミュニケーション・意思決定支援
3 食支援と口腔ケア
4 入浴ケアと排泄ケア
5 IADLケア
6 家族ケア


第3章 行動・心理症状と薬剤調整・服薬管理について学ぼう
1 薬剤の作用と調整
2 服薬管理


第4章 行動・心理症状への対応力と医療的ケアの知識を高めよう
1 症状別対応の実際
2 実践に結びつく入院中のせん妄ケア
3 身体疾患の治療を要する人へのケア



第5章 地域で支えるためのケアや連携の実際について学ぼう
1 介護老人保健施設における生活支援と地域連携
2 訪問看護と医療・多職種連携
3 地域における相談機関や行政との連携

ISBN:9784818025219
出版社:日本看護協会出版会
判型:B5
ページ数:192ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ