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[認知症plus]

認知症 plus 生活の継続

認知症看護認定看護師の実践が明らかにする“生活”を考えたケア

編:認知症看護認定看護師「施設の会」

紙版

内容紹介

高齢者ケア施設の「認知症看護認定看護師」の実践が、病院の認知症ケアの“なぜ?”に答えます!

認知症の人の“本当の姿”に気づくとき、あなたの“認知症看護”が変わる!――その最初のSTEPが「認知症の人の“生活を継続”する支援」です。
病院での短い入院期間では気づけなくても、“生活の場”である高齢者ケア施設の認知症看護認定看護師(DCN)たちの実践を読めば、そのことが手にとるようにわかります。
本書は18人のDCNの詳細な報告を多くの事例とともに掲載。認知症看護のポイントやキーフレーズも抽出されていて、すぐに理解できます。

目次

第1章 “終の住処”にもなる生活の場で認知症の人と共に
    [特別養護老人ホーム]

誰もが平等であるために認知症の人の“代弁者”となりたい
特別養護老人ホーム明風園
松村 まり子

施設の看護師の判断が認知症の人の生命を左右する
特別養護老人ホーム和楽園
髙橋 睦美

認知症の人の発するサインを「受ける」技術を高めていきたい
特別養護老人ホーム博水の郷
渡邊 麻衣子

特養での看護実践を積み上げて「認知症ケア」の質向上につなげる
特別養護老人ホーム 恒春ノ郷
太田 由美

総合施設の特養に集う地域の人々と共にACPを進めていきたい
高齢者総合福祉センター ヒューマン
森 雪子


第2章 さまざまな可能性を持つ“中間施設”での認知症ケア
    [介護老人保健施設]]

認知症の人の「笑顔を支える」施設看護をめざして
介護老人保健施設 同仁苑
森 あかね

「今までの生活」を継続するために施設でできる支援をめざして
横浜市総合保健医療センター 介護老人保健施設「しらさぎ苑」
渡辺 和子

認知症の人の“今までの生活”をどの“場”でも継続させることが重要
介護老人保健施設 葵の園・長岡
小林 晃子

認知症の人を「理解しよう」とすることから本当の“看護”が始まる
介護老人保健施設 甲府相川ケアセンター
坂本 祐子


第3章 医療に頼らないときから“その後”を見据えて寄り添う看護
    [有料老人ホーム]]

できること、できないことを見極め、「さりげなく支える看護」に取り組む
有料老人ホーム 松戸ニッセイエデンの園
窪田 妙子

認知症ケアこそ“看護の原点”
サービス付き高齢者向け住宅 麗しの杜 光ヶ丘
溝井 由子

認知症の人が社会の一員として働いていられる社会の実現を願って
住宅型有料老人ホーム ボンセジュール聖蹟桜ヶ丘
立川 千代子


第4章 地域のあらゆる資源で可能な“認知症の人への看護”
    [グループホーム、看護小規模多機能型居宅介護、クリニックほか]

利用者はもちろん職員も笑顔でいられる施設をめざして
サンホープケアヴィレッジ・ソレイユ/フルール
加藤 加代子

「看護」を必要とする人に寄り添い、自分自身の内面も磨き続ける
看護小規模多機能型居宅介護サービス 坂町ミモザの家
宇野 久子

多職種連携による意思決定支援を引き出す看護師の関わり
森山リハビリテーションクリニック
岩本 由美子

“認知症の人”の代弁者となって地域で求められる看護を実践する
若年認知症ねりまの会MARINE
米田 啓子

“認知症の人”の思いや考えを大切にした看護実践を積み重ねて
多摩平の森の病院 認知症疾患医療センター
林 直哉

施設の認知症看護経験を生かして地域のクリニックでケアを実践
湘南いなほクリニック
新倉 健太郎

第5章 対談

“老いの医療化”に惑わされず、認知症の人の“本当の姿”を見つめてほしい
中島 紀惠子・太田 喜久子

ISBN:9784818022492
出版社:日本看護協会出版会
判型:A4変
ページ数:220ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS