出版社を探す

IoT時代のセキュリティと品質

ダークネットの脅威と脆弱性

編著:畠中 伸敏
他著:井上 博之
他著:佐藤 雅明

紙版

内容紹介

 IoT時代においては「ものがインターネット」につながる便利さを享受する一方で、サイバー攻撃の脅威やプライバシーの侵害にさらされる懸念もあります。
 本書はこのような新たな時代を迎え、IoT時代に社会がどのような変貌を遂げようとしているのか、そこに至る課題は何かを自動車産業を例にひもとき、セキュリティや品質について解説しています。また、金融機器、社会インフラ、医療分野についても、課題やその対策について解説しています。

目次

第1章 IoTとは
 1.1 IoTがもたらす変革
 1.2 IoTの構成要素
 1.3 IoTのケイパビリティ
 1.4 システムの複合体化

第2章 IoTのセキュリティ
 2.1 IoTの脆弱性
 2.2 サイバー攻撃の報告事例
 2.3 ETSI仕様のネットワークの構成
 2.4 IoTのウイルスの事例
 2.5 脅威の種類
 2.6 セキュリティ対策
 2.7 プロトコル「MQTT」
 2.8 一体型と切離し型のセンサーデバイス
 2.9 M2Mのセキュリティ上の要求事項(ETSI TS 102 689)

第3章 IoTの品質
 3.1 IoTの品質特性
 3.2 IoTに要求される品質
 3.3 ソフトウェアの品質
 3.4 ユースケース
 3.5 テストベッド

第4章 つながる自動車のITセキュリティ
 4.1 IoT時代の自動車の課題
 4.2 つながる自動車と情報セキュリティ
 4.3 自動車に対する攻撃例と防御方法
 4.4 自動車のITセキュリティ対策

第5章 自動運転システムの現状とセキュリティ
 5.1 自動車の現状と課題
 5.2 自動車を取り巻く環境と自動運転システムの現状
 5.3 自動運転システムの分類と構成技術
 5.4 自動運転の展望
 5.5 自動運転の課題
 5.6 自動運転システムの信頼性・安全性
 5.7 自動運転システムのセキュリティ
 5.8 まとめ

第6章 金融機器(FinTech,ATMシステム,POSシステム)のセキュリティ
 6.1 FinTech対応のセキュリティ
 6.2 ATMシステムのセキュリティ
 6.3 POSシステムのセキュリティ

第7章 社会インフラ(都市交通,清掃工場,水道施設)のサイバー防衛
 7.1 社会インフラにおける産業用制御システムの役割
 7.2 社会インフラの機能停止による影響
 7.3 社会インフラにおける制御システムの脆弱性
 7.4 社会インフラのサイバーセキュリティ対策
 7.5 社会インフラにおけるサイバー防衛

第8章 医療ITおよびIoTと安全
 8.1 医療の特徴
 8.2 医療におけるデジタル化
 8.3 電子カルテ導入の課題
 8.4 電子カルテによる不具合事例
 8.5 電子カルテの活用
 8.6 安全対策
 8.7 手順の不遵守対策
 8.8 コピー&ペースト(コピペ)に関する検討
 8.9 今後の医療IT と安全に向けて
 8.10 医療のIoT の特徴
 8.11 医療デバイス
 8.12 内外の医療におけるサイバー攻撃事例
 8.13 サイバー攻撃対策
 8.14 医療IoTと患者安全
 8.15 総合的な安全対策

ISBN:9784817196200
出版社:日科技連出版社
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2017年04月
発売日:2017年04月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB