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☆新版☆ 子どもの教育の歴史

その生活と社会背景をみつめて

監:江藤 恭二
他編:篠田 弘
他編:鈴木 正幸

紙版

内容紹介

偉大な教育思想家や教育制度の変遷ではなく、子どもの実態に焦点をあて、近代への移行期から現代に至る教育の歴史を、近年の社会史の成果も踏まえて解説する。外国編と日本編に分けて記述し、グローバリゼーションのもと著しく変化する現在の教育の姿も盛り込んだ好評テキストの新版。

目次

まえがき

外国編

第1章 中世から近代へ
――資本主義成立以前
1 子どもをとりまく社会の近代化
2 市民階級の子どもの生活の変化と教育思想
3 学校教育と子育ての実態
 Column(1) 古代ギリシャの教育

第2章 資本主義の成立・展開と子どもの生活
1 イギリス
2 フランス
3 ドイツ
4 アメリカ
5 ロシア=ソビエト
6 中国
 Column(2) パブリック・スクール
 Column(3) 点字の考案と視覚障害児教育の発展

第3章 現代の教育
1 20世紀の世界と子ども
2 20世紀の子ども観と教育改革――近代教育思想の発展と動揺
3 現代の育児と教育の実態
4 新時代の教育
 Column(4) 現代の教育改革

日本編

第1章 近代国家への歩みと生活・教育の動向
1 近世の子ども
2 明治維新と近代学校の成立
3 文明開化と子どもの生活
 Column(5) 家訓にみる子育て
 Column(6) 女子教育――津田梅子の奮闘
 Column(7) ある青年教師の明治維新

第2章 資本主義の成立・展開と生活・教育の変化
1 天皇制国家体制の確立と展開
2 教育の制度と実態の展開
3 資本主義と子どもの生活・文化
4 戦時下の子どもの生活と教育
 Column(8) 学歴社会の誕生
 Column(9) 近代家族の登場と子育て

第3章 戦後復興と生活・教育の再出発
1 新しい教育の理念と制度
2 新教育の実施
3 戦後の子どもの生活と文化
 Column(10) 戦後の幼児教育

第4章 経済の成長・停滞と生活・教育の変容
1 経済成長と教育
2 子どもの生活と教育の変化――高度成長から低成長の時代へ
3 グローバリゼーションのなかの生活と教育

あとがき
年 表
図表一覧
人名索引
事項索引
執筆者紹介

著者略歴

監:江藤 恭二
元名古屋大学教授
他編:篠田 弘
名古屋大学名誉教授
他編:鈴木 正幸
神戸大学名誉教授

ISBN:9784815805869
出版社:名古屋大学出版会
判型:A5
ページ数:320ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2008年03月
発売日:2008年03月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB