近代社会思想コレクション 29
人間の権利の擁護/娘達の教育について
著:メアリ・ウルストンクラフト
他訳:清水 和子
他訳:後藤 浩子
紙版
内容紹介
フェミニズムの先駆者が、フランス革命を批判した保守主義の雄エドマンド・バークと真っ向から対決し、人間の本源的平等を主張した『人間の権利の擁護』。フェミニズム思想にいたるきっかけとなったデビュー作『娘達の教育について』をあわせて収録。
目次
凡例
訳者からのメッセージ
人間の権利の擁護
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エドマンド・バーク閣下への書簡
娘達の教育について
――より重要な人生の義務を果たすうえでの女性の振る舞いについての省察とともに
序
育児室
道徳的なしつけ
表面的なたしなみ
わざとらしい作法
衣装
芸術
読書
寄宿学校
気質
上流の教育を受け、財産なく見捨てられた女性の不幸な状況
愛
結婚生活
とりとめのない考え
失望から生じる恩恵
召使い達の扱いについて
日曜日の遵守
原則が揺らぐという不運について
慈愛
カード遊び
劇場
公共の場
解説
『人間の権利の擁護』訳者解説 後藤浩子・清水和子
『人間の権利の擁護』の研究史 梅垣千尋
『娘達の教育について』訳者解説 梅垣千尋
あとがき
索引(人名・事項)