陸沈
著:齋藤 愼爾
紙版
内容紹介
水なきところに、沈みつつ生きるために――前作『永遠と一日』よりおよそ5年間の作品を集成した齋藤愼爾最新句集。
エッセイ「魂の気圏のなかで 私の俳句遍歴」、解説「葬送の螢袋」(武良竜彦)を併録。付録に齋藤愼爾句集考「〈喪郷〉の眼差し」(武良竜彦)。
目次
名残の世
失蝶記
苦艾
飛島―孤島夢
海の柩
偈
深轍
中世
記憶のエチカ
◉エッセイ
魂の気圏のなかで 私の俳句遍歴
〈原発が廊下の奥に立つてゐた〉―危機「後記」の試み
◉解説
葬送の螢袋 武良竜彦
◉付録
〈喪郷〉の眼差し 武良竜彦
付属物
しおり(投げ込み)齋藤愼爾句集考「〈喪郷〉の眼差し」武良竜彦(24頁)