農と水の民俗
人神信仰と農業用水
著:中山正典
紙版
内容紹介
農業用水の創設者が、「人神」として祀られる事例は多く、今もなお祀り続ける地もある。これは人々の純粋な感謝の念でもあり、水を維持管理する苦難を乗り越えるための装置でもあった。各地の農業用水における水利慣行と人神について、フィールドワークに基づいて描き出す。
目次
〈第Ⅰ章 人神信仰と農業用水〉
一 人神信仰
二 柳田國男と農業用水
〈第Ⅱ章 寺谷用水と天竜川〉
一 天竜川下流域の農業用水
二 寺谷用水の空間
三 寺谷用水の歴史
四 寺谷用水近世の展開
五 寺谷用水近代の展開
六 創設者平野重定を神に祀る
七 寺谷用水の現在
〈第Ⅲ章 農業用水と人神信仰〉
一 安積疏水
二 見沼代用水
三 上江用水
四 福島江
五 五郎兵衛用水
六 深良用水
七 阿多野用水
八 北山用水
九 加茂用水・嶺田用水
十 今井用水・磐田用水
十一 枝下用水
十二 曽代用水
十三 立梅用水
十四 七ヶ用水
十五 倉安川・百間川
十六 山田堰・堀川用水
十七 通潤橋、通潤用水
ISBN:9784812222140
。出版社:昭和堂
。判型:A5
。ページ数:352ページ
。定価:3700円(本体)
。発行年月日:2023年04月
。発売日:2023年04月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TVD。