出版社を探す

外来種と淡水漁撈の民俗学

琵琶湖の漁師にみる「生業の論理」

著:卯田宗平

紙版

内容紹介

外来生物による生態系への影響、新・旧技術の導入と放棄、淡水魚を食する習慣の衰退……。日本の淡水漁撈をとりまく環境が大きく変化するなか、琵琶湖の漁師は何を残し、何を捨て、新たに何を生みだしているのか。「外来」に注目することで際立つ「生業の論理」を描きだす。

目次

第1章 いま、なぜ淡水漁撈なのか
第2章 新旧の技術トレード
  ――琵琶湖沖島のゴリ底曳き網漁におけるヤマアテとGPS
第3章 許された「乱獲」
  ――琵琶湖の外来魚駆除事業における漁師たちの対応とその背景
第4章 生業世界の技術論
  ――在来と外来を捉える視座

著者略歴

著:卯田宗平
国立民族学博物館人類文明誌研究部准教授

ISBN:9784812221204
出版社:昭和堂
判型:A5
ページ数:232ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC