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大学的新潟ガイド

こだわりの歩き方

編:新潟大学人文学部附置地域文化連携センター

紙版

内容紹介

〈いま〉の新潟の多様な問題、〈これまで〉の新潟に関わるより広い世界、そして現在と過去の新潟の〈くらし〉を人文社会科学の分野から多面的にとらえなおす、新しい形の新潟本。

目次

新潟を位置づける――『大学的新潟ガイド』刊行に寄せて  中村 潔
第1部 新潟の〈いま〉
地域を創るとは―土田杏村の自由大学と「つばめの学校」  阿部ふく子
【コラム】アートは地域を変えたか  澤村 明
トキの野生復帰を通して考える自然と共生する社会  豊田光世
【コラム】新潟が誇る米作り――湿田の技術  森 行人
原発を争点とした住民投票運動とその記憶の継承  渡邊 登
【コラム】新潟水俣病患者の生活世界――阿賀野川と生きる  渡邊 登
【コラム】新潟における災害ボランティアから広がる文化  前田洋介
新潟を醸す日本酒文化  渡辺英雄
【コラム】新潟の〝えご〟を未来へ――越後えご保存会と博物館学芸員の挑戦 大楽和正
近代文学に現れた新潟の都市イメージ  長沼光彦
【コラム】新潟のメディア文化――映像事始め  原田健一
第2部 新潟の〈歩み〉
玉と鉄器からみた新潟の弥生文化  森 貴教
【コラム】縄文土器から見た新潟――火焔型土器と三十稲場式土器の個性  小熊博史
モノが語る日本海交流  白石典之
【コラム】考古学からみる新潟と北海道――湊をつなぐ日本海交流  清水 香
中世に越後・佐渡を訪れる  片桐昭彦
【コラム】米山周辺の中世石塔を探る  伊藤啓雄
東へ西へ、南へ北へ――水陸の道の交点がもたらした繁栄  原 直史
【コラム】川を掘る  伊藤祐之
新潟から満洲、内モンゴルを旅する――薄益三・守次のたどった道  広川佐保
【コラム】明治初期の新潟の外国人  青柳正俊
第3部 新潟の〈暮らし〉
雪と暮らし  飯島康夫
【コラム】春を呼ぶ祭り  渡邉三四一
町屋の暮らしと祭り  加賀谷真梨 
【コラム】 越後瞽女――旅と暮らし  鈴木昭英
越後・佐渡の芸能――新潟の鬼の踊り  中本真人
【コラム】ローカルアイドルを育む新潟  中村隆志
定期市からみる新潟の地域性  堀 健彦
【コラム】銭湯と新潟人  添谷尚希
新潟の戦争経験――長岡空襲に即して  中村 元
【コラム】長岡花火――その変遷と近現代の地域史  田中洋史

ISBN:9784812220146
出版社:昭和堂
判型:A5
ページ数:292ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-C