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JCA研究ブックレット 29

地域福祉における地域運営組織との連携

著:山浦陽一
著:筒井一伸

紙版

内容紹介

農業関係機関と地域運営組織(region management or ganization、以下ではRMO)がどのように地域課題を解決していけばよいか、その連携のあり方を検討することを課題とします。組織数の増加も大事ですが、設立後にRMOの持つポテンシャルをどう引き出し、地域の課題を解決していくかも関係機関に問われます。取り上げるのは地域福祉、その中でも高齢者向けの生活支援です。行政や市町村の社会福祉協議会(以下では社協)がRMOを受け皿とした取り組みを進めようとしています。

目次

はじめに
1 RMOの活動への期待と実態
2 九重町のRMOの制度と背景
3 東飯田まち協の組織運営と活動
4 くらサポの活動とまち協からの支援
5 くらサポをめぐる関係機関の役割
6 RMOと関係機関の連携の形
おわりに
〈私の読み方〉「2025年問題」に対峙する地域福祉と地域運営組織(筒井一伸)

著者略歴

著:山浦陽一
山浦陽一 ヤマウラヨウイチ 
大分大学経済学部准教授。1979年東京都生まれ、 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。農学(博士) 公益財団法人日本農業研究所研究員を経て)2009年より現職 。
〔主要著書〕
『地域人材育成を育てる手法』農山漁村文化協会(2022年)共編著、『内発的農村発展論』農林統計出版(2018年)共著、『地域運営組織の課題と模索』筑波書房(2017年)、『農山村再生に挑む』岩波書店(2013年)共著、など。
著:筒井一伸
筒井一伸 監修
鳥取大学地域学部地域創造コース教授。1974年佐賀県生まれ・東京都育ち。
専門は農村地理学・地域経済論。大阪市立大学大学院文学研究科地理学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。
〔主要著書〕
『田園回帰がひらく新しい都市農山村関係』ナカニシヤ出版(2021年)編著、『若者を地域の仲間に!秘訣をつかむハンドブック筑波書房年(2021年)共編著、『雪かきで地域が育つ』コモンズ(2018年)共編著など。

ISBN:9784811906249
出版社:筑波書房
判型:A5
ページ数:62ページ
価格:750円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS