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日本農業市場学会研究叢書 21

アグリビジネスと現代社会

編:冬木 勝仁
編:岩佐 和幸
編:関根 佳恵

紙版

内容紹介

第Ⅰ部では、消費者や外食産業、国際貿易・協定、地産地消をテーマに、食卓をとりまく全体像と直面する課題を明示した。続く第Ⅱ部では、穀物や野菜、肉類、油脂、飲料の中から代表的な品目を取り上げ、アグリビジネスが作り出す食と農の見えないつながりを浮き彫りにした。最後に、第Ⅲ部では、資材、種子、土地,労働という農業生産に欠かせない基本要素を取り上げ、アグリビジネスが食の源流に触手を伸ばすことで、農業を起点に食のあり方を大きく変えつつあることを提示した。

目次

序 章 アグリビジネスと現代社会
第Ⅰ部 食卓から社会と世界を見つめて
第1章 食の貧困と子どもの危機
第2章 フードビジネスとワーキングプア
第3章 農産物市場の不安定化と国際食料消費構造の変貌
第4章 メガFTA/EPAと食料貿易
第5章 地産地消の空間分析と農業・食料ネットワークの展開
第Ⅱ部 農場から食卓へ─ブラックボックスを読み解く─
第6章 コメビジネス─公共とアグリビジネス-
第7章 小麦ビジネス─農商工の連携による国産小麦の挑戦─
第8章 野菜ビジネス─企業の農業参入と植物工場─
第9章 ワインビジネス─南米チリの輸出農業とアグリビジネス ─
第10章 食肉ビジネス─国内鶏肉産業におけるアグリビジネスの新展開─
第11章 植物油ビジネス─油脂を食生活に浸透させた政治経済動向─
第Ⅲ部 食べ物の源流を追って
第12章 植物遺伝資源と種子ビジネス
第13章 スマート農業─農業関連資材産業の新展開─
おわりに:オルタナティブとしてのアグロエコロジー
第14章 多国籍アグリビジネスと海外農業投資─土地投資を中心に─
第15章 農業労働力のグローバル化─食料輸入大国の新展開─
終 章 食と農のオルタナティブを目指して

著者略歴

編:冬木 勝仁
1962年京都府生まれ、京都大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、博士(農学)。
東北大学大学院農学研究科教授。専門は農業経済学・農業市場学。
主著『グローバリゼーション下のコメ・ビジネス─流通の再編方向を探る─』(単著)日本経済評論社、2003年。
編:岩佐 和幸
1968年兵庫県生まれ、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。
高知大学人文社会科学部教授,教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門長。
専門は農業・食料経済論、アジア経済論、地域経済論。
主著『マレーシアにおける農業開発とアグリビジネス─輸出指向型開発の光と影─』(単著)法律文化社,2005年。
編:関根 佳恵
1980年神奈川県生まれ、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。
愛知学院大学経済学部准教授。専門は農業経済学・農村社会学・農と食の政治経済学。
主著『13歳からの食と農─家族農業が世界を変える─』(単著)かもがわ出版、2020年。

ISBN:9784811905969
出版社:筑波書房
判型:A5
ページ数:285ページ
価格:3000円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年08月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCVD