地球環境問題概説
著:逸見謙三
内容紹介
人類の活動によって地球環境が損なわれてきた歴史と環境の維持のために払ってきた努力の評価を描き、環境悪化のメカニズムを明らかにすると共に、環境維持のための政策提言を行った。
目次
はしがき
本書の構成と主要内容
第1章 人類と環境─歴史的考察─
1.農耕時代の環境破壊
2.鉱山開発および化石燃料使用に伴う環境破壊
3.人口増加および都市の発達
4.環境保護運動とその哲学的、宗教的背景
5.若干の補足的説明
第2章 森林としての利用
1.はじめに
2.森林の定義と種類
3.炭素貯蔵機能と京都議定書
4.森林の生物多様性維持機能
5.森林と人類
6.森林の将来展望:インドネシアとブラジル
第3章 地球環境問題:今日までの対応
A.生物の多様性
1.はじめに
2.生物多様性喪失の重要性
3.生物多様性の維持
4.多様性維持努力の評価:成功例と失敗例
B.気候変動
1.気候学、IPCC、および気候変動枠組条約の誕生
2.気候変動への対応のメカニズム
3.京都議定書─京都メカニズム─
4.原子力発電
C.オゾン層破壊の防止
1.科学的事実
2.各国政府の反応と国際交渉
第4章 地球環境の検討のための枠組み
A.大気圏
1.はじめに
2.大気圏におけるエネルギー・バランス
B.社会経済的枠組み
1.はじめに
2.社会経済的枠組み
第5章 食糧、土地利用および太陽エネルギー
1.はじめに
2.作物間の競争
3.生物を介しての諸循環
4.要約
第6章 経済社会における通貨の役割:環境問題出現の機構と地球環境問題緩和への課題
1.本章の課題
2.通貨の起源と変遷
3.スミル教授のエネルギー通貨との比較
4.環境悪化傾向逆転のシナリオ:先進工業国
5.発展途上国の経済開発(Ⅰ)
6.発展途上国の経済開発(Ⅱ)
ISBN:9784811903576
。出版社:筑波書房
。判型:A5
。ページ数:135ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2009年12月
。発売日:2009年12月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQ。