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カミングアウト・レターズ

子どもと親、生徒と教師の往復書簡

編:RYOJI
編:砂川 秀樹

紙版

内容紹介

ゲイ/レズビアンの子とその親、生徒と教師の往復書簡。家族への、身近な人への告白。初めてうちあける子どもの思い。母親の驚き、葛藤、そして受容。生徒と教師の真摯な対話。18歳から82歳まで、7組19通の手紙と2つのストーリーを編んだ。ゲイ/レズビアンの子をもつ親たちの座談も収録。

目次

I 母へ、息子へ、娘へ──家族のなかのマイノリティ
 letter 1 母さん、あのとき泣いてたか
 letter 2 レインボーマーチのある街で
 letter 3 息子と世間と小説と
 letter 4 二十歳を迎える勇太へ
 letter 5 はじめから私の答えはひとつ
 ■カミングアウト・ストーリー1 岸田さん父子のこと

II 先生へ、生徒だったあなたへ──教室のなかのマイノリティ
 letter 6 「ムーミン谷とマイノリティ」レポートにこめたもの
 letter 7 当事者であることを選ぶ、ということ
 ■カミングアウト・ストーリー2 朝原さんの高校でのこと

III この本を読んでくれたあなたへ
 座談 なにがあっても、わが子ですもの
   ──レズビアン・ゲイの子をもつ親として
 解説 カミングアウトを考えているあなたへ、
    カミングアウトを受けたあなたへ。

[巻末資料]あなたと、その周囲の人のためのコミュニティリソース

著者略歴

編:RYOJI
アクティビスト。1973年生まれ。ゲイ・リブの次世代として、エイズ時代のゲイ・アクトを模索し、2000年頃より、まち場からのHIV予防啓発メッセージを発信。2001年、厚生労働省疫学研究班のプロジェクトに参加し、現在のRainbow Ringの創始期デザインに関わる。同時期、グループ「GUTS」の立ち上げに参加、数年にわたり予防啓発イベントを、東京と沖縄のライブハウスで開催。現在、予防行動を妨げない環境づくりを提案、準備している。
編:砂川 秀樹
文化人類学者。1966年生まれ。1990年よりHIV/AIDSの民間活動に参加し、94年よりNPO法人「ぷれいす東京」で活動。厚生労働省の研究班でゲイの性行動調査などを行なう。ここ数年はHIV陽性者に関する調査に関わっている。2000年に「東京レズビアン&ゲイパレード」の実行委員長、05年〜06年に同パレードの母体団体TOKYO Prideの代表を務めた。現在、実践女子大学で非常勤講師としてジェンダー論を教えている。

ISBN:9784811807256
出版社:太郎次郎社エディタス
判型:4-6
ページ数:232ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2007年12月
発売日:2007年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS