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生きなおす、ことば

書くことのちから 横浜 寿町から

著:大沢 敏郎

紙版

内容紹介

日本の三大ドヤ街の一つ、横浜寿町。教育の機会を奪われ、読み書きができないために地を這うように生きてきた人々がいる。ここで識字学校を主宰する著者と、文字を学ぼうとする人々との交流、彼らが書いた珠玉の言葉。

目次

二枚の写真——まえがきにかえて

1章 呼びもどす、ことば
心ふかく人間のこととして
一歩をきざむ人びと

2章 突きやぶる、ことば
たすかったからよ
識字のあゆむ道すじ

3章 見つめかえす、ことば
オモニたちの「声」
うるおいの一滴——李明徳さんのこと

4章 生きなおす、ことば
ことばの原風景
はじまりの地に佇つために——若い学び人へ

精神の荒れ野から——あとがきにかえて

著者略歴

著:大沢 敏郎
1945年、岐阜県に生まれる。1980年より、日本の三大簡易宿泊所(ドヤ)街のひとつといわれている横浜・寿町で、十分な学校教育をうけることのできなかった人たちとの識字実践活動をはじめ、現在にいたっている。それは、文字の読み書きができるかできないかということにかかわらず、人間が生きることの深い学びとして、今もつづいている。

ISBN:9784811807119
出版社:太郎次郎社エディタス
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2003年10月
発売日:2003年10月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB