キャンプセラピーの実践
発達障碍児の自己形成支援
著:坂本 昭裕
紙版
内容紹介
心理治療的な効果を持ちうる場として、
注目を集めるキャンプ体験。
臨床心理士であり野外教育の専門家による、
プログラムの実際とキャンプカウンセラーの役割。
効果の数量的な検証、詳細な事例研究。
【本文より】
「MTBをこぎながら,山を歩きながら,さまざまなエピソードが起こり,それについてグループでの振り返りをすることで、発達障碍児の主体性が形成される瞬間を垣間見ることがしばしばあった。……発達障碍児のキャンプセラピーでは,このようなことがプログラムの中でおのずから生じることが多いように思われ,クライエント自身が原因となって引き起こした体験(トラブル)が多いだけに,その影響力は大きいように思われる。」(第9章)
目次
第1部 キャンプセラピーとは何か
第1章 発達障碍児への支援とキャンプセラピー
第2章 キャンプセラピーとは何か
第3章 キャンプセラピーの効果に関する研究
第2部 統計的研究
第4章 心理的課題を抱える生徒を対象としたキャンプセラピー
第5章 自己概念,被受容感,社会的スキル
第6章 自我機能に及ぼす効果
第3部 質的研究
第7章 事例A 場面緘黙のため人前で発言できないASD児
第8章 事例B 自分本位にふるまうADHD児
第9章 事例C からかわれるとカッとなって暴力をふるってしまうADHD児
第10章 キャンプセラピー実践の課題
ISBN:9784810536027
。出版社:道和書院
。判型:A5
。ページ数:248ページ
。定価:3000円(本体)
。発行年月日:2023年09月
。発売日:2023年09月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKMT。